HSPの自己肯定感が低いといった記事をよく見かけます。
これには理由があります。
結論からいうとHSPはストレスを感じた時、自分を責める仕組みが出来上がっているからです。
非HSPはストレスを感じたとき自分ではなく相手を責めるシステムです。
これが決定的な違いです。
HSPの特徴は6つのタイプのうち
・情(マイナス)
・知(マイナス)
の2パターンに強くあてはまる人です。
これらの2つのタイプが強いストレスにさらされると次のような局面を迎えるかもしれません
・自傷行為
・刺激物(たばこ、アルコール、激辛食)を摂取する
※キッチンドランカーといった現象もこれに当てはまると考えられます
・暴飲暴食をしてしまう
・自分の部屋や一人になれる空間で引きこもる
・そっとして欲しくなる
前半2つは情(マイナス)の特徴で、
後半2つは知(マイナス)の特徴です。
暴飲暴食は私だけかもしれません。
ほかの4つのタイプ(非HSP)はストレスを自分ではなく外に向けて解消しようとしますが、特にHSPはストレスの矛先を上記の局面の通り自分に向ける(責める)ため、自己肯定感が低くなる傾向にあります。
その前兆は自分を責めたり他の人を避けるようになるといったことから始まります。
これがHSPの自己肯定感が低くなるメカニズムです。
非HSPにはこのような局面は強く表れません。
(全くないわけではないが、他人や自分以外へ攻撃的になる傾向にあります。)
相手が悪い、あいつがよく考えないから、あいつがちゃんと動かないからといった内容です。
HSPは自分がしっかりしていないからこうなったんだ、あの時このように判断していれば迷惑をかけずに済んだのにといった具合です。
これはまさに自分を責めていますよね。
ただこの現象はあなたに本来備わっている防衛本能によって起きていることですのでこれを我慢したり、別のことで解消しようとするとさらに事態は悪化します。
ですのでこのような局面を迎えた場合は
「今自分はストレスをうまく解消しようとしているんだなっ」って納得することです。
しばらくするとストレスレベルが下がり、通常の状態に戻るはずです。
この局面を迎えて自分はなんてダメなんだって思ってはいけません。
このような局面で自分は少し変なのかもしれないと思うことも必要ありません。
HSPはみんなこうやってストレスレベルを下げようとしているのです。
こういった局面はあなただけではないですので安心してください。
半年このような局面が継続するようなら心療内科や医療機関で診てもらうことをお勧めします。
私は一度心療内科で処方してもらった薬で乗り越えた経験があります。
HSPという気質は病気ではありませんし、同じ仲間がいるので心配しないでください。
大事なことは自分を知ることです。
これがHSPにとっては大きな心の支えとなることでしょう。
理想を言えば非HSPの人がこのような局面を理解してくれていればHSPにとってありがたいのですが、なかなか浸透していないようです。
まとめ
HSPが自己肯定感が低いといわれる理由は、非HSPがストレス解消の逃げ道を自分以外に向けるのとは対照的にストレス解消の逃げ道の矛先を自分に向けるから。
HSP特有のストレス解消のメカニズムからくるものだと認識してください。
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