HSPはめったなことでは怒りません。
相手にかなり寛容です。
普通の人が怒るような出来事も苦笑いで流しちゃったりします。
正義感の強い友人がそばにいたりすると、代わりにクレームをしちゃったりなんて場面もあるほどです。
しかしHSPはことを荒立てて周囲から注目されるのを嫌います。
ことが大事になってみんなが争う姿を見たくないのです。
このHSPのこのふるまいには理由があります。
HSPはめったなことでは怒りません
HSPはめったなことでは怒りません。
ていうか心の底から怒れないんです。
心の底から怒ってしまうと感受性が失われしまう可能性があるからです。
男性には少ないと言われているこの感受性。
男性のHSPはそもそも少ないので貴重です。
もし本当に心の底から怒ることが連続してしまったら大事な感受性が損なわれている可能性があります。
この性格を悪用されてしまう場面もありますので注意してください。
HSPが怒れない理由
HSPが持つ特徴である情(マイナス)。
この要素を持つのは女性に多いです。
もちろん男性にもいますが女性に比べると少ないです。
この要素は弱い立場にある存在を守ってあげようとする役割もあります。
例えば赤ちゃんがいい例です。
赤ちゃんは基本的にしゃべることができず泣くことしかできません。
この赤ちゃんが何を言おうとするのか察知しなければならない場面があります。
例えばおなかが空いたなどと思っているとします。
赤ちゃんの表情やしぐさ、泣き方からおなかが空いているのを察知できないと赤ちゃんは死んでしまいます。
このように情(マイナス)は相手がどうして欲しいのかをいち早く察知する能力に長けているんです。
赤ちゃんがうるさいからと言って激怒してしまっては大事な赤ちゃんが生き残れない可能性があります。
こうやって弱い立場にある存在を助ける役割を担っているのです。
もしこのような存在がこの世にいなかったら世界は地獄でしょう。
あなたにはこのような才能があります。
なので情(マイナス)は激怒することを避ける傾向があります。
怒っているように見えることがありますが、本当に怒ってしまうと 感受性が失われることになります。
なので情(マイナス)を持つHSPは相手がミスしたりすると烈火のごとく怒りません。
これをする傾向があるのは男性に多い情(プラス)です。
極端な場合かもしれませんが相手がミスをして逆切れされたりすると、人によっては自分が悪かったのかとすりかわってしまうかもしれません。
このようにしてHSPは感受性を失うことを避けるために怒れないんです。
HSPが直面するこんな場面
会社で取引先の担当者がミスをおかしたが、強くクレームをいれるのがなんか気が引ける。
なぜクレームをいれないんだと同僚や上司から文句をいわれる。
こんな板挟みを経験したことはないでしょうか。
いじめにあったが、ことを荒立てたくなかったので必死に我慢した。
相手の勢いに圧倒されてしまい、買いたくもないものを買ってしまった。
困っている人がいると思わず手を差し伸べたくなってしまう。
言いたいことがあったが、相手を傷つけてしまう可能性があったので本当のことが言えなかった。
私が帰りたい雰囲気を出しているのになぜかあの人は私のことを察してくれないのか困惑したことがある。
いいえ私はしょっちゅう怒ります
そんなことはない。
私はしょっちゅう怒りますという意見がでてくるかもしれません。
それ本当にこころの底から怒っているでしょうか。
多分違うと思います。
心のどこかで私のどこがいけなかったのかしらと頭をかすめているはずです。
怒ることがあまりにも連続すると情(マイナスは)自分を責めてしまいます。
あまりにこのような状況が連続するとアルコール依存症や自傷行為にはしってしまいますので、注意が必要です。
私は激怒することがよくあるという場合は本当はHSPではないと思います。
怒れないのは感受性を維持するため
ということで、HSPは怒ると感受性が失われてしまうと理由から怒れないという話でした。
あなたには素晴らしい感受性という才能があります。
ときどきこれを悪用する人がいることも事実です。
注意してください。
HSPの困っている人を助けたいという気持ちはあなたの才能なのです。
私はHSPは人口の6%程度しかいないと考えています。
男性のHSPはさらに少ないので逆にこの事実を受け入れて活用してください。
少ないからこそ、そこに特化した生き残るための判断材料としてください。
コメント