HSPであるあなたにはこんな悩みがないでしょうか。
昼食後、仕事中にどうしても眠くなってしまう。
HSPは周囲の目が気になるのでそんな姿を職場の人に見られたくないです。
そんなときの常套手段といえば、コーヒーを飲むことです。
しかしHSPはカフェインに敏感に反応するので頭が痛くなりやすいようです。
どうにか頭が痛くならないように眠気を覚ます方法はないだろうか。
そういった悩みに答えたいと思います。
そもそもなぜカフェインが必要なのか
カフェインを摂取すると
- 覚醒作用
- 疲労回復
といった効果が期待できます。
これっていわゆる薬物にみられる典型的なイメージがありますよね。
しかし薬物は違法なので使う事ができません。
ところがカフェインは違法でもなんでもありません。
むしろ世界で親しまれている成分です。
だからみんながカフェインを必要とするわけです。
カフェインを含むものといえば、典型的なものにコーヒーがあります。
このコーヒー。
HSPは飲むと頭が痛くなる人がいるようです。
私も時々頭が 痛くなることがあります。
しかし仕事が捗らないことがあるので、眠気は覚まさなくてはなりません。
さて本題ですが、実際私が試してみた頭が痛くならないカフェインで眠気を取る方法です。それは
カフェインの量を減らし、吸収率をあげる
HSPといえど眠気には勝てないです。
眠気をとるためにはコーヒーがやっぱり必要になってきます。
ところがコーヒー飲むと頭が痛くなる。
ではどうしたらいいのかお答えします。
それはコーヒーを炭酸水で割るのです。
味は普通に飲んだ方がうまいのでは?
確かにそうです、しかし今は眠気を取らなくてはいけません。
なのでコーヒーを炭酸水で割ればカフェインの量を減らせます。
じゃあなんで炭酸水で割るのか。
それは炭酸にはこんな効果があるからです。
- →炭酸水に含まれる炭酸ガスが胃腸を刺激
- →刺激された胃腸が水分を吸収
- →水分が吸収されると血流量が増加
- →血液量が増えると少量のカフェインでも脳にいきわたる
そして
→尿量が増加して疲労物質を排出できる
といった効果も期待できます
これで少ない量でカフェインが脳にまで到達して眠気が覚めます。
最初はコーヒーを1、炭酸水を9などの割合で割って試しながら飲むのがいいです。
頭が痛くならず、眠気がとれるちょうどいい配分を探りながら、
コーヒーと炭酸水の割合を2:8などに徐々に変えるのがいいです。
ところで余談なのですが、なぜHSPがカフェインに反応しやすいのか考えてみます。
HSPがカフェインに反応するのは遺伝子のせい?
HSPに限らずカフェインに過敏に反応する体質というのがあるようです。
ひょっとしたらカフェイン過敏症とも関連があるかもしれないです。
急増!カフェイン中毒 相次ぐ救急搬送 いま何が – NHK クローズアップ現代+
2017年9月21日(木)放送。今、カフェインの摂取が原因で救急搬送される若者が急増している。日本中毒学会の調べでは、5年間で101人が病院に運ばれ、うち3人が死亡していた。平均年齢は25歳で、95%がカフェイン入りの錠剤を大量に口にしたことだった。若者の間で何が起きているのか?中毒になった若者を取材すると、カフェインが安易に手に入る環境の中、その危険性を知らずに依存し、知らぬ間に中毒にな…
カフェインが人体に入るとどうなるのか
ひょっとしたらHSPは遺伝子情報に、特定のタイプを持つ人が多いのではないでしょうか。その遺伝子とは
ADORA2A遺伝子
ADORA2A遺伝子とは
adenosine A2aの略で、アデノシンA2A受容体の遺伝子のこと。
カフェインが人体に入るとこのアデノシンA2A受容体に結合して、興奮状態や覚醒作用を促進させる作用があります。
アデノシンA2A受容体の遺伝子には3つの型があります。
それは
- CC型
- CT型
- TT型
です。
ではCC型、CT型、TT型とはどんな特性があるのか見てみましょう。
※スマホでご覧になる場合は水平にしてください。
CC型 | CT型 | TT型 | |
---|---|---|---|
カフェインの必要量 | 多い | 多い | 少ない |
日本(茨城)の割合 | 21.5% | 47.3% | 31.2% |
T遺伝子を持つ人に150mgのカフェイン投与により不安感が現れる人の割合が高いと述べ、さらに Hohoff C[14]や Hamilton[15]らはT遺伝子はパニック 障害のリスク遺伝子であると述べている。つまり T 遺伝子を持つ人はカフェインの摂取後精神的に不安定な気分や不安感が現れるため Caffeine の摂取量は少なくなるということである。
筑波大学技術報告 5ページお酒やコーヒーなど日常的飲み物と日本人の遺伝子 より
CC型、CT型のカフェインの必要量が多いというのは覚醒作用が表れるまでに多く必要ということです。
逆にTT型のカフェインの必要量が少ないというのは 少しの量で覚醒作用が表れるということです。敏感ですね。
ひょっとするとHSPがカフェインに反応するというのは、このTT型が多いからなのではないかと考えられます。
そしてもう一つ興味深いのが、T遺伝子のリスクについてです。
T遺伝子にはパニック障害のリスクがあるというのです。
ということは、CT型よりTT型はもっとそのリスクがあるのではないでしょうか。
HSPとパニック障害の関連はまだはっきりしていませんが、ひょっとしてTT型遺伝子を持っているのがHSPに多いのかもしれません。
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