HSPは5人に1人と言われていますが、そんなにいないと思います。
私の考えではHSPは6%程度です。
5人に1人は20%の割合です。
日本人が1億2000万人いるとすれば、2400万人いることになります。
明らかに多すぎだし、これは社会問題です。
HSPの割合は5人に1人ではない
HSPの割合は6%程度だと考えています。
5人に1人も存在するとなると世の中は生きにくくてしょうがないです。
HSPならその感受性と物事を深く分析する性格からうすうす感じると思います。
過去を振り返ってみてください。
例えば小学校時代。
クラスメイトが40人いると仮定します。
HSPが20%いるとすると、8人もいることになります。
そんなにいませんでしたよね。
では6%ではどうでしょうか。
2人か3人いることになります。
これくらいの人数なら妥当です。
HSPは5人に1人でない理由
理由①もっと早く社会に認知されているはず
5人に1人いるということは、もはや社会問題です。
HSPの割合は言い換えると20%存在するということです。
HSPは昔からいた訳で、割合が20%ならもっと早く社会に認知されているはずです。
そして5人に1人も存在するなら、誰かがこの件に関して気づきます。
ということはHSPの割合は20%よりはるかに少ないから、これまで認知されなかったと言えるのではないでしょうか。
6%程度ならかなりの少数派となるため、最近になってやっと認知されたと考えられます。
理由②HSPはそれほど周りにいない
5人に1人存在するなら、街を歩けば確実に出会えることになります。
コンビニなどで接客を担当した経験があればわかると思いますが、5回に1回はHSPです。
HSP同士は雰囲気でわかります。それほど周りにいないと考えられます。
HSP自身であるあなたの過去を振り返ってみてください。
1クラスが40人だったら8人もいる
例えば小学校のクラスメイトにそんなにいましたでしょうか。
1クラス40人だとしたら8人もいる計算になります。
思い出してみてください。
HSPが友だちになる相手はHSPの確率が高いです。
そんなにいなかったと思います。
会社で働いていてもいない
小学校だと記憶があいまいの可能性があるので、今を考えてみましょう。
例えば会社で働いていて周りに5人に1人いるかどうか考えてみます。
そんなにいませんよね。
そんなにいたら、生きづらくてしょうがないです。
これも社内で問題になりますし、働きやすくするための環境が整えられるはずです。
しかしそのような会社は少ないでしょう。
私の職場には8人従業員がいましたが、HSPはいませんでした。
みんな良く知っている間柄だったので、わかりますがHSPではありませんでした。
理由③私の考え
哲学者カントは人間の精神の働きとして「知」「情」「意」を提唱しています。
私はこれらをそれぞれプラスとマイナスに分類して人間の性格を6つに分類します。
プラス、マイナスは良い悪いの意味ではなく、陰と陽みたいな感覚です。
プラスは男性に多く、マイナスは女性に多いです。
性格は6つに分類しますが、それぞれの性格が強く表れる順番に並べ替えたとき、 HSPは情(マイナス)、知(マイナス)の性格を持ち合わせています。
情(マイナス)、知(マイナス)がどんな特徴かは別記事にまとめました。
エレインアーロンのチェック項目と比較
エレインアーロン博士によるHSPチェック項目が 情(マイナス)、知(マイナス)のどの特徴と一致するか比較してみます。
情(マイナス)は「情(感受性)」、 知(マイナス)は「知(内向性)」と表記します。
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No. | 情 | 知 | チェック項目 |
(1) | 〇 | △ | 感覚に強い刺激を受けると容易に圧倒されてしまう |
(2) | 〇 | △ | 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ |
(3) | 〇 | × | 他人の気分に左右される |
(4) | 〇 | × | 痛みにとても敏感である |
(5) | × | 〇 | 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる |
(6) | 〇 | × | カフェインに敏感に反応する |
(7) | 〇 | × | 明るい光や、強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい |
(8) | × | 〇 | 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい |
(9) | 〇 | 〇 | 騒音に悩まされやすい |
(10) | 〇 | △ | 美術や音楽に深く心動かされる |
(11) | × | 〇 | 時々神経が擦り切れたように感じ、一人になりたくなる。 |
(12) | 〇 | × | とても良心的である |
(13) | 〇 | × | すぐにびっくりする(仰天する) |
(14) | △ | 〇 | 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう |
(15) | 〇 | × | 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく |
(16) | △ | 〇 | 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ |
(17) | 〇 | × | ミスをしたり物を忘れたりしないよういつも気をつけている。 |
(18) | 〇 | × | 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている |
(19) | △ | 〇 | あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる |
(20) | 〇 | × | 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる |
(21) | × | 〇 | 生活に変化があると混乱する |
(22) | 〇 | × | デリケートな香りや味、音、音楽などを好む |
(23) | × | 〇 | 同時に自分の中でたくさんのことが進行すると気分が悪くなる。 |
(24) | × | 〇 | 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している |
(25) | 〇 | △ | 大きな音や雑然とした状況など強い刺激に悩まされる。 |
(26) | × | 〇 | 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる |
(27) | 〇 | 〇 | 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた |
HSPチェック項目は情(マイナス) 知(マイナス)のどれかと特徴が一致します。
したがってHSPは情(マイナス) 知(マイナス)の特徴が表れる性格の持ち主です。
HSPの割合を計算
そしてアメリカでの統計ですが、「知」「情」「意」の割合を見てみます。
スマートフォンの場合は横にスライドするか、水平にしてください。
性格の種類 | 割合(%) | 男性(%) | 女性(%) |
知(プラス) | 25 | 75 | 25 |
知(マイナス)※HSP | 10 | 40 | 60 |
情(プラス) | 5 | 60 | 40 |
情(マイナス) ※HSP | 30 | 25 | 75 |
意(プラス) | 10 | 75 | 25 |
意(マイナス) | 20 | 40 | 60 |
のようになっています。
情(マイナス)の割合
さきほどの表では情(マイナス)は30%の割合でした。
日本人が1億2000万人いるとすれば、4000万人います。
男性はそのうち25%なので、1000万人です。
女性は75%なので、3000万人です。
情(マイナス) | 男性 | 女性 |
4000万人 | 1000万人 | 3000万人 |
知(マイナス)の割合
同じように 知(マイナス)は10%の割合でした。
日本人が 1億2000万人いるとすれば、1200万人います。
男性はそのうち40%なので、480万人です。
女性は60%なので、720万人です。
知(マイナス) | 男性 | 女性 |
1200万人 | 480万人 | 720万人 |
両方を持ち合わせている割合を計算
さきほど、HSPは情(マイナス)、知(マイナス)の性格を持ち合わせると言いました。
さらに性格が強く表れる順番があって、そのパターンは
- ①情(マイナス)、知(マイナス)、それ以外4つ
- ②知(マイナス)、情(マイナス)、それ以外4つ
が存在します。
それぞれのパターンを計算します。
スマートフォンの場合は横にスライドするか、水平にしてください。
パターン | 計算式 | 割合 |
①情(マイナス)× 知(マイナス) | 30%×10% | 3% |
②知(マイナス)×情(マイナス) | 10%×30% | 3% |
合計 | 6% |
となってHSPの割合は6%になります。
男女比は男性は30%、女性は70%です。
HSPの提唱者が言っている事が正しいでしょ
HSPの提唱者であるエレインアーロン博士が5人に1人だと言っているんだから間違いないでしょという意見がでてきます。
確かにそうでしょう。
ただ体感的に 身近にどうみてもそんなにいないんです。
男女比も同じではないです。
明らかに女性に多いです。
HSPは外出しないから出会わないのでは
確かにその意見もあるとは思います。
しかし外出しないといっても全く外出しないことはないでしょう。
駅に行けばたくさんの人がいるのでその中にHSPはいるはずです。
この場合も5人に1人いるとは思えません。
HSPの割合は100人に6人程度
日本の人口を1億2000万人だとすると、6%は720万人になります。
5人に1人だと2400万人。
2400万人は明らかに多すぎです。
繰り返しますが、2400万人はもはや社会問題です。
最近になってHSPが話題になったことで、6%ならばこれまで社会的に認知されなかった理由が納得できます。
コメント
こんばんは。
とても興味深い内容ですね。
私も、苦沙弥さんのおっしゃる通りHSPの人は実際はかなり少ないと思います。
もしくは、HSPの度合いにかなりの差があるか。
私も男でかなりのHSPだと自覚していますが、今までの人生であの人自分と似てたなと思う人は思いつきません。女性なら数人いましたが。
男でHSPだと自分が弱い人間じゃないかと思えて苦しいんですよね~><
通りすがりのHSPさん、コメントありがとうございます。
HSPの割合に関してコメントありがとうございます。
男性は少ないですよね。
私はときどき弱い人間なんじゃないかと他人と比べてしまうときがあります。
世間が男性に求めている男らしさの理想像のフィルタで判断されてしまうととても生きにくいです。いま私は男性のHSPだからこそできることを探しています。