HSPの限界のサイン【なぜか涙がでる】

HSP

HSPの限界のサインは2つ

HSPの限界のサインは2つに分かれるでしょう。

その二つとは、

HSPの限界のサイン
  1. 長期にわたる引きこもり
  2. 自責行動があらわれる

です。

わかれる理由に関しては、のちほど触れます。

例えば、
①引きこもりが7日以上続いたら、
②「自傷行為」がでたら
限界のサインです。

HSPが限界のサインを迎えたら、以下を実践してください。

限界のサインを迎えたら
  • 一人の時間・空間を確保する
  • あなたを大事にしない人から離れる
  • リラックスの時間を設ける

限界のサインが2つにわかれる理由

なぜ限界のサインが二つに分かれるのか、

それはHSPが感受性と内向性で構成されているからです。

HSPでも感受性と内向性の強さが、異なります。

私は内向型HSPなので、先に挙げた「一人の時間・空間を確保する」を優先して満足できないと限界に達します。

逆に「あなたを大事にしない人から離れる」「リラックスの時間を設ける」を優先して満足できないと、

あなたは限界に達するかもしれません。

交流分析

この記事の根拠は「交流分析」という心理理論から導いています。

交流分析とは何かといいますと、禁止令から性格が決定されるとする理論です。

禁止令というのは、幼少期に両親からのメッセージによって

自分に課した「〇〇してはいけない」という禁止事項です。

私たちはこの禁止令によって、無意識に意思決定し行動しているのです。

世の中にはアダルトチルドレンと呼ばれる人たちがいます。

親から受けたある体験がトラウマになり、大人になっても生きづらさを抱えることです。

このような場面を、HSPも3歳ころまでに体験しています。

ただ、記憶にないだけです。

禁止令は大きく6つに、わけることができます。

HSPはそのうち、「自分を責める」傾向が強い2つの禁止令を自分に課しているのです。

その二つが、感受性と内向性になります。

「自分を責める」傾向が生きづらさにつながっています。

HSPの中でも、感受性と内向性のあらわれる優先順位(強さ)が異なります。

本記事ではHSS型HSPのケースは除きます。

しかし、HSS型の人も納得はしていただけると思います。

そして感受性と内向性には、心の健康を保つためのある条件をもっています。

これを心の栄養と呼んでいます。

心の栄養が不足すると、やがてHSPは限界を迎えます。

心の栄養が不足すると、感受性と内向性で異なるふるまいを示します。

これがHSPの限界のサインが、二つに分かれる理由です。

ここまでのまとめ
  • HSPは感受性と内向性で成立
    ①内向性
    ②感受性
  • HSPでも①と②の優先度が違う
  • HSPでも限界のサインが違う

HSPの心の栄養素

HSPの心の栄養とは、何でしょうか。

ざっくりいうと、精神的に健康に過ごせる条件のことです。

HSPの心の栄養
  1. 内向性
    一人の時間・空間を確保すること
  2. 感受性
    ・人として受け容れられること
    ・感覚的な心地よさを得ること

心の栄養が不足すると、HSPはやがて限界を迎えることになります。

限界を迎えた先にあるのは、「うつ」です。

限界のサインについては後で詳しく説明します。

ここで、心の栄養について少し触れておきます。

一人の時間・空間を確保すること

続いて、内向性の心の栄養です。

例えば、こんなことが心の栄養になります。

一人の時間・空間を確保

内向性

  • プライバシーが守られる
  • プレッシャーがない
  • 予定が詰まっていない
  • 波風のおきない平穏な日常
  • 安心/安全な場所

人として受け容れられること

例えば、こんなことが栄養になります。

人として受け容れられる

感受性

  • みんなが仲良くする
  • 家族の一員として迎える
  • 思いやり/気配りがある
  • 感謝の気持ちがある
  • 大事に扱われる

感覚的な心地よさを得ること

人間の五感で得られる心地よさです。

エンパスと呼ばれる人たちに当てはまります。

感受性が強いと、五感を超えたものにまで拡張されることがあります。

例えば、目に見えないスピリチュアルや占いの分野です。

感覚的な心地よさ

感受性

  • おいしいものを食べる
  • 旅行
  • 買い物
  • 温泉
  • アロマ
  • 肌触りのいいもの
HSPの側面心の栄養素
内向性一人の時間・空間を確保すること
感受性人として受け容れられること
感受性感覚的な心地よさを得ること
HSPの心の栄養まとめ

HSPの限界のサイン

HSPの限界サインの具体例についてです。

HSPの限界のサインを
・心理的限界
・身体的限界
の二つのパートにわけて進めていきます。

身体的限界のパートは私の体験談から挙げさせてもらいます。

心理的限界のサイン

HSPの心理的限界サインについて、詳しくご紹介します。

その前にあなたが、感受性と内向性どちらが優先なの?という疑問を解消したいですよね。

HSPタイプを判別する

精密に判別した方は、こちらを参考にしてください。

で判別方法を取り上げています。

時間がない場合は、以下のチェックリストで判別してください。

①内向性優位チェックリスト
  • (N-1)
    プライベートに過干渉される
  • (N-2)
    引きこもりを経験
  • (N-3)
    孤立感を味わった
②感受性優位チェックリスト
  • (K-1)
    相手を喜ばせようと優柔不断になる
  • (K-2)
    自己不信から無意識にミスを連発
  • (K-3)
    拒絶感を味わった

あてはまったものをカウントしてください。

例えば、N-1は1点、N-2は2点、N-3は3点です。

同じく、K-1は1点、K-2は2点、K-3は3点です。

終わりましたら、KとNのグループの合計点を比べてください。

Nの方が高い→内向性優位、

Kの方が高い→感受性優位になります。

①内向性優位の場合

あなたが①内向性優位の場合です。

冒頭で限界のサインは二つに分かれると言いました。

そのうちの一つ「引きこもり」です。

HSPの内向性は「目立ってはいけない」ことに意識が向いています。

これが実現できないと、自分が目立ったことで、相手の気分を害したと自分を責めはじめます。

内向性は、人との接触を極端に制限するという特徴があります。

内向性優位の限界のサイン
  • 長期にわたる引きこもり
  • 人間関係リセット
長期にわたる引きこもり

1日、2日くらいは問題ありません。

適性範囲です。

なぜなら、内向性の心の栄養が「一人の時間・空間を確保すること」なので

心の健康を正常に戻そうとしている最中だからです。

詳しい話はこちらに書いています。

問題なのは引きこもりが1週間、数か月と長期化した場合は、

ストレスの解消がうまくできていないと考えられます。

したがって、長期化した引きこもりは限界のサインです。

人間関係リセット

自分の携帯にある連絡先の削除や、その他の連絡手段を絶ってしまいます。

誰とも交流を図りたくない状態に入ってきます。

1件2件くらいの削除は普通にあり得ますが、まとめて削除するのは限界サインです。

なぜなら、感受性の心理的限界のサインと組み合わさると、

孤立するリスクが高くなるからです。

内向性が強いと、自分が強くなければいけない衝動が強くなります。

結果、自分の心の内を誰かにさらけ出せず、孤立するのです。

②感受性優位の場合

あなたが②感受性優位の場合です。

冒頭で限界のサインは二つに分かれると言いました。

そのうちの一つ「自責行動があらわれる」です。

自責行動とは何かといいますと、自分を攻撃する行動のことです。

相手には優しいのに、自分には厳しい行為としか思えません。

HSPが持つ感受性は自責行動の総合商社とも言えます。

なんという自己犠牲なのでしょうか。

HSPの感受性は「相手を喜ばせる」ことに意識が向いています。

これが実現できないと、自分は大事にされていない愛されていないんだと自分を責めはじめます。

自分を責める感情は、様々な行動にあらわれます。

感受性優位の限界のサイン
  • 刺激物が欲しくなる
  • アルコール依存
  • 暴飲暴食
  • 摂食障害
  • 希死念慮
  • 過量服薬
  • 自傷行為

下に行くほど限界に近いと考えてください。

刺激物が欲しくなる

これは例えば、

・七味を大量にかける
・炭酸飲料が欲しくなる
・たばこがやめられない

などです。

アルコール依存

アルコールがやめられなくなることも挙げられます。

キッチンドランカーと呼ばれる人に該当することもあります。

これは、台所にさまざまなお酒が置いてあって、昼間からアルコールを飲むことです。

例えば、主婦をしていて、子供の世話でいっぱいいっぱいの状態にも関わらず、夫から「ありがとう」など感謝の気持ち、気遣いがないと陥ることがあります。

さらに「働いていないのに、いい身分だ」とか夫から心無い言葉があったりすると、自分を責める行為に走るのです。

ちなみに、主婦業を年収に換算すると470万円との試算があります。

これって十分稼いでいることになりませんかね。

暴飲暴食

HSPの感受性の心の栄養である「感覚的な心地よさを得る」ために、暴飲暴食をします。

次にあげる摂食障害の反動として、リバウンドした経験はありませんでしたか。

1年で20kg増えたりしたら、限界サインです。

私は過去にストレスから103kgまで到達したことがあります。

まさに感覚的な心地よさを求めるために暴走した結果と言えます。

摂食障害

暴飲飲食とセットで起きることが多いです。

きっかけは人から好かれたい、喜ばせたいという気持ちから過激なダイエットに走りがちです。

特に思春期によくあるケースです。

次第に暴飲暴食を繰り返しては食べたものを戻すようになり、やめられなくなります。

希死念慮

自殺念慮と意味が似ています。

希死念慮は具体的な計画があるわけではなく、

ただ漠然と「消えてなくなりたい」「楽になりたい」という気持ちが沸き起こることです。

自殺念慮と希死念慮の違い

自殺念慮希死念慮
具体性高い相対的に低い
衝動性高い相対的に低い
持続性高い相対的に低い
言葉「死にたい」
「もう生きていたくない」
「生きることが辛い」
「消えたい」
自殺念慮と希死念慮の違い

希死念慮を持つ人は、必ずしも自殺を考えているわけではなく、

死ぬことを考えることで、現在の苦痛から逃れたいという特徴があります。

よくSNSでこのキーワードを使って、相手の気を惹く人がいます。

具体的な計画があるわけではなく、誰かから優しいことばを掛けて欲しい、

受け入れてほしいというメッセージだと捉えることもできます。

過量服薬

過量服薬はオーバードーズ(OD)とも表現します。

芸能人が自殺未遂で薬を大量に服薬し、世間を驚かすニュースは過去に何度もありました。

先ほどの希死念慮に対して、より具体性が高い自殺念慮にまで発展していると考えていいでしょう。

HSPの限界のサインです。

マイケル・ジャクソンの例
マイケル・ジャクソンは感受性が強かったのではと推測しています。

マイケル・ジャクソンの最後は過量服薬(オーバードーズ)が有力とされているからです。

あれだけ成功していても、自分が満たされていないから起きた事故だと私は考えています。

自傷行為

感受性が強いと、誰からも受け容れてもらえない、愛されない思いが限界を迎えると自傷行為に走ります。

俗にいうリストカットです。

相手には優しいのに、自分に厳しいことを示しています。

自己不信から「私は必要とされていない」感情が行動にあらわれてしまったら、

限界のサインです。

身体的限界のサイン

これまで心理的な限界のサインを挙げてきました。

ここでは、私の体験ではあるのですけれど、身体的限界のサインの一例を挙げます。

私は、なぜか涙がでました

私の経験ではありますが、身体的限界を挙げます。

身体的限界のサイン
  • なぜか涙がでる
  • 朝起きると足の裏に汗
  • 眠れない

1回目のうつ

1回目の「うつ」は会社Aで無理をしたのが原因です。

当時ITエンジニアをやっていて、2か月土日休みなく働いていました。

その会社Aはある事情により、事業を別の会社Bに売却することが決まっていたのです。

会社Bに売却するために、システムを引っ越しするミッションをわたし一人で担当していました。

いわゆる、ワンオペってやつです。

そのミッションは目途がついて、会社Bに移籍することができました。

ところが、ワンオペは相変わらず。

責任がわたし一人に重くのしかかってくると、体調に変化があらわれ始めたのです。

それは仕事から帰って部屋にいると、なぜか涙が止まらなくなったのです。

そのとき、「一体、自分は何をやっているんだろう」という気持ちがありました。

せき止めていたダムが決壊するように、いっきに涙があふれる感覚です。

この後、心療内科に通院したら「うつ」の診断が。

これが身体的限界のサインでした。

2回目のうつ

2回目の「うつ」は1回目の「うつ」から復帰して、5年後のことです。

会社Cで働いていたときに起きました。

この会社は2年で12人が退職する異常な会社でした。

2か月に1人はやめていることになります。

つまり、社員を大事にしない会社だったんです。

辞めたら、そのぶん人員を補充すればいい。

という考え方です。

私は労働環境の改善を図るため、働きやすくならないか相談をしていました。

しかし、回答はNO。

いまだに根性がたりないだの、精神論を押し付けてくるので

これはダメだと決断してからです。

朝おきると、足の裏が汗でびっしょり

睡眠もなかなか安定しない

せっかく、安定したと思った「うつ」が再発したのです。

これが私の身体的限界のサインだったのです。

限界にならないようにするには

心の栄養を満たす

HSPは次の状態が満たされていれば、限界を迎えることはありません。

HSPの心の栄養
  1. 内向性
    一人の時間・空間を確保すること
  2. 感受性
    ・人として受け容れられること
    ・感覚的な心地よさを得ること

限界のサインを迎えているということは、心の栄養が不足している状態です。

心の栄養が満たせない場合は、心理的負荷を減らす対策をとってください。

心理的負荷を減らす

HSPが限界のサインを迎えているということは緊張状態、プレッシャーの状態が長期化していることになります。

緊張状態、プレッシャーの状態にあるときHSPは次のような心理状態になります。

HSPの高負荷状態
  1. 内向性
    自分が強くなくてはならない
  2. 感受性
    相手を喜ばせなければならない

この状態を長期間(1~2か月以上)継続させないことが重要です。

もしくは、一日のどこかで「心の栄養」を満たして緊張状態を解放する必要があります。

次の日までにストレスが解消できていれば、緊張状態の長期化に耐えられます。

緊張状態が長期化して解消できていないと感じたら、有給休暇を取得するなどしてリフレッシュしてください。

一番やってはいけないのは、自分の感情に蓋(ふた)をして、我慢することです。

会社員で現場が忙しいと、自分だけ休むことに後ろめたさがあります。

なぜなら「相手を喜ばせなければならない」「自分が強くなくてはならない」が邪魔するからです。

これは隠れうつを誘発し、非常に危険です。

「うつ」に2回なった私は痛いほど、身に染みています。

配置転換を行う

例えば、自分と合わない人が近くにいると、仕事よりもその人が気になってしまいます。

ひどいと、1日中ひきずり、仕事に集中することができません。

そんな場合は、配置転換ができないか検討するのも一つの手です。

ただし、心の栄養を満たせるのか心理的負荷を減らせるのかに注意してください

せっかく配置転換をしても、同じことが繰り返されるからです。

合わない人がいる場合は、次の記事を参考にしてください。

うつになってしまったら

ところで、うつになったらどうなるの?と気になる人がいるかもしれません。

結論からいうと、何もできなくなります。

1日無気力状態。

はっきりいって、ただただ時間だけが流れていきます。

好きだった趣味も楽しくないです。

生きていても楽しくないんです。

ですので、限界のサインを迎えたら、病院に行くことはもちろん、

心の栄養を満たすことに専念してください。

休職する

うつになると、会社から休職を提案されることがあります。

休職でうつが回復しても、復帰の日が近づくと、再発する可能性が高いです。

なぜなら、うつ病は一度症状が回復しても約60%が再発すると報告されているからです。

また、再発を繰り返すごとに確率が高まり、

2回うつ病にかかった方は約70%、3回かかった方は90%と

再発率が高まるとまでいわれています。

転職する

休職が難しいとなると、部署を変えてもらう方法もあります。

しかし、休職した引け目から次第に会社にいづらくなるかもしれません。

となると、転職が選択肢にはいってくるでしょう。

どんな仕事が向いているの

よくHSPに向いている仕事〇選の記事があります。

注意しなくてはいけないのは、向いている仕事であっても環境によって簡単に崩壊します。

適性ばかり注目されますが、HSPにとって重要なのは環境だと思っています。

実際に会社で働いてみると、仕事内容はいいけれど環境がよくないことは珍しくありません。

苦手な面接を突破してまで内定をもらったのに、働くたびに体調が悪くなっては本末転倒です。

私は「うつ」を経験後、再就職したのにも関わらず、

環境があわなくて再度「うつ」になった経験があります。

適職ではなく、HSPに重要な仕事環境の方針を挙げます。

HSPに重要な仕事環境
  • 一人の時間・空間が確保できる
  • あなたを大事にしてくれる
  • 極端に臭い、暑(寒)い、うるさくない

職種よりも環境にこだわってください。

転職エージェントに仕事探しをサポートしてもらう際には、かならず伝えてください。

向いている職種はそのあとです。

会社で働かない

最後にいちばん効果のある方法です。

会社で働かないです。

まずは、あなたの体調が優先です。

失業手当がもらえる要件を満たしているなら、退職してください。

劇的に効果があります。

人生は長いし、会社で働き続けるだけが幸せとは限りません。

「うつ」になると、失うものが大きいです。

限界サインに達したら、すぐに動いてください。

どうか、私のような体験はしないで欲しいです。

まとめ

本記事のまとめです。

HSPの限界のサイン
  1. 長期にわたる引きこもり
  2. 自責行動があらわれる
限界のサインを迎えたら(1)

[心の栄養を満たす]

  • 一人の時間・空間を確保する
  • あなたを大事にしない人から離れる
  • リラックスの時間を設ける

(1)が実現できない場合、

限界のサインを迎えたら(2)

[心理的負荷を減らす]

  • ①内向性
    「自分が強くなくてはならない」
    誰かを頼っていい
  • ②感受性
    「相手を喜ばせなければならない」
    自分を喜ばせる

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