HSPの仕事の遅さは丁寧さで活かせ【他人と比べなくていい】

HSP

HSPがもつ内向性は、自分のペースで仕事が取り組めないとストレスになります。

その代わり、苦痛を覚えるような単調で退屈な仕事であっても器用にこなす強みがあります。

結論、スピードを求められる仕事より丁寧さで勝負する仕事が向いていると言えます。

ちょっと特殊かもしれませんが、HSPに向いているのではという仕事を挙げます。

HSPの仕事の遅さは丁寧さで活かせ

HSPは仕事の遅さで悩んでいる人が多いです。

私はスピードが要求される仕事より、丁寧さで勝負した方がいいと考えています。

さっそくですが、内向性が強いとなぜ仕事が遅いのか書いていきます。

内向性が強いと仕事が遅いのはなぜ

HSPは感受性内向性で成立します。

なぜそう言えるのかは、HSPのトリセツに書いています。

HSPでも内向型は特に仕事の遅さに悩みを抱えているでしょう。

残念ながら内向性は仕事を早く処理することに向いていません。

これがHSPの仕事が遅い理由です。

しかし、内向性にはある才能があります。

それは気の遠くなるような作業も、器用にこなし丁寧だということです。

会社で働くと、丁寧さより効率性を求められます。

そうすると、HSPのもつ内向性と相性がよくないことがあります。

私は苦手なことを克服するよりも、得意なことを伸ばすほうが自己肯定感をさげなくていいと考えています。

苦手なことを克服するのもいいです。しかし、かなりのストレスを伴います。

本記事では苦手なこと、仕事の遅さをどう克服するかについても挙げます。

自分にあった方法を取り入れていただけたら幸いです。

内向性が強いと、なぜ仕事が遅いのかについてです。

結論をいうと以下の理由です。

仕事が遅くなる要因
  1. 指示内容の理解に時間がかかる
  2. 指示内容があいまいで混乱する
  3. 一人で何でもやろうとする
  4. やらなくてもいいことをしている

そうすると、HSPが仕事が遅いと感じるパターンで次のような場面が挙げられるのではないかと考えています。

仕事が遅くなってしまう典型パターン

HSPでない内向的な人と何人も接してきて、

私も含め共通していることは、何をしなくてはならないか

イメージができていないことが挙げられます。

これはHSPに限った話ではありません。

HSPは感受性と内向性で成立すると言いました。

仕事の遅さは感受性よりも、内向性が強いと顕著だと考えています。

私は仕事の早い方ではないということは認めています。

だから丁寧さで勝負しています。

私の仕事はITエンジニアです。

会社で丁寧さが役に立ったことは、システムを開発してリリースする場面です。

システムに変更を加えることは、障害(不具合)の発生と紙一重の作業です。

私は他の誰よりも、リリース後の障害発生率が低かったです。

これは内向的な性格の強みです。

何度も確認に確認を重ね、それは上司からも認められてきたことから、

強みだと確信しています。

ただHSPがもつ内向性に、仕事が遅くなる典型パターンが存在することも避けられません。

仕事が遅くなる典型パターン
  1. 指示内容があいまい
  2. 相手に質問ができない
  3. 何度も質問したら嫌がられる
  4. 上司から指摘される

①指示内容があいまい

内向性は具体的な指示内容がないと、混乱します。

想像力があるため、ああかもしれない、こうかもしれないと次々と疑問が湧いてきます。

「自分が強くなくてはならない」「相手を喜ばせなくてはならない」という衝動から、

指示内容を具体的にすることを怠ってしまうことがあります。

「自分が強くなくてはならない」衝動は、ますます自分の感情を外に出さなくなります。

すると、誰にも相談しずらくて、一人ですべてをやろうとする傾向はなかったでしょうか。

結果、やらなくていい部分に手を出します。

しかも、細部に完璧さを求めてしまうので、さらに時間がかかり遅くなってしまいます。

②相手に質問ができない

相手が忙しそうにしていると、「相手を喜ばせなくてはならない」が衝動がおこって質問できないことがあります。

相手が機嫌悪そうにしていると、さらにできなくなります。

自分が話しかけたら、相手の気分を害しそうだなと思うわけです。

HSPがもつ内向性の心理、自分が「目立ってはいけない」も影響してきます。

電話や口頭で質問する必要があると、誰かに会話内容を聞かれたくない作用が働いて、

質問ができない場面が挙げられます。

③何度も質問すると嫌がられる

①「指示内容があいまい」、②「相手に質問ができない」と

相手の言っていることが、よく呑み込めない場合は質問をしなければなりません。

呑み込みがよくないと、何度も同じ質問をして邪険にされることもあります。

質問のタイミングがよくないと「後にしてくれる?」と煙たがられることがあります。

こうなるとHSPは自分が受け入れられていないと感じ、質問をすることができず一日を終えることがあります。

結果、仕事が遅くなります。

④上司から指摘される

HSPの内向性「自分の感情を外に出さなくなる」が作用して、

仕事が進んでいないことを上司に相談するチャンスを逃してしまいます。

仕事がなかなか進まないことを、上司につつかれてはじめて状況が明るみになります。

上司から「あれどうなっている?」とつつかれて、「実は・・・」。

まだ仕事が終わっていないという場面がよくあります。

HSPじゃない人の感覚

ところで、HSPじゃない人は仕事が早い。と感じたことはないでしょうか。

なぜかと言うと、性格の違いが理由です。

性格の違いは、心の栄養と表現できます。

心の栄養とは、それを守れば精神的に健康でいられる条件のことです。

つまり、人は「何を」生きがいにして行動しているのかとも言えます。

これが仕事が遅い、早いの動機付けとしてあらわれます。

HSPじゃない人と比較してみます。

HSPとHSPじゃない人の仕事への動機

性格タイプ心の栄養コメント
知プラス仕事で承認されること自分は有能であることを認められたい。責任感が強く、目標や予定通りに進める。
情プラス事が起きたり、興すこと勝負に勝つこと。自分は特別だという感覚をもつ。考えてダメなら行動して解決する。
意プラス仕事で承認されること自分の理念・信念に基づいて行動する。取り組む姿勢や信念に対して認められたい。
知マイナス
(HSP)
一人の時間・空間の確保自分は有能であることをアピールしたくない。仕事で注目され承認されるより、一人で過ごすほうが価値がある。
情マイナス
(HSP)
人が一人の存在として受け容れられること人間関係第一。仕事で承認されるより、一人の存在として受け容れて欲しい。
意マイナス
(HSS)
楽しいことに触れること自由で楽しい時間をみんなで過ごすこと。個性的でユニーク。めんどくさい規則や手続きは不要。
HSPとHSPじゃない人の仕事への動機

上記の知プラス、意プラスは「仕事で承認されること」が生きがいになっています。

情プラスも資本主義の勝ち負けの論理と相性がいいです。

会社で成果をだすことは、資本主義の勝負に打ち勝つことだからです。

仕事で承認されることが生きがいなら、遅いか早いかで言えば「早い」になりませんか。

いきなり、知プラスとか情プラスとか「意味わからん」となるかもしれません。

こちらで解説しています。

対してHSPである知マイナス、情マイナスを見てみます。

仕事で承認されることより、一人の時間を過ごしたり、自分が一人の存在として受け容れられることの方が心の栄養になっています。

心の栄養の違いが仕事への動機づけになって、仕事の早さに反映されていると言えます。

仕事が遅いときの対処法

続いて仕事が遅いときの対処法です。

仕事の遅さは内向性にある、と言いました。

そうすると、次の2つの考え方ができそうです。

A面は、仕事の遅さは内向性の特徴として割り切る。

自分らしさを追求する方法です。

B面は、負荷は高いけれど、純粋に仕事の遅さを改善する方法です。

A面は負荷が低い、B面は負荷が高くなります。

(A面)自分らしさを追求する

A面は仕事の早さではなく、丁寧さで勝負する方法です。

(A面)自分らしさを追求する
  • 丁寧さで勝負する
  • 定型的な仕事にする
  • シングルタスクに特化する
  • 他人と比べない
  • 会社で働かない

丁寧さで勝負する

早く進めるのが苦手なら、割り切ってしまうのも一つの方法です。

その代わり、内向性が得意な丁寧さを活かすということです。

HSPがもつ内向性には、苦痛を覚えるような単調で退屈な仕事であっても器用にこなす特長があります。

例えば、次のような仕事です。

HSPの内向性が活かせるちょっと特殊な仕事

内向性が活かせるちょっと特殊な仕事仕事内容
法定計量証明業務測定器や計量機器を使い、法定基準に基づいた測定を行う職業です。同じ作業を繰り返しながら、正確性が重視されるため、単調さを器用にこなすスキルが活かせます。
法務文書管理者法律事務所や企業の法務部で、大量の契約書や法的文書を整理・管理する職務。単調な文書管理の作業が多く、細かい注意力が求められます。
裁判所の書記官補助業務裁判資料の整理やファイル管理など、手順に基づいた繰り返し作業が多い職種。法的な正確さと細かな管理が重要です。
地下鉄運行指令員列車運行のスケジュールや進行状況を監視し、問題があれば対応する職務。日々の業務は同じルーチンですが、細かいミスが許されないため、慎重さが求められます。
骨董品修復士美術品や骨董品の修復作業は、一つ一つの工程が単調で細かな作業の繰り返しです。集中力と正確さが不可欠で、繊細な作業に耐える忍耐力が活きます。
放送アーカイブ管理者テレビ局やラジオ局で、過去の番組や音声、映像をデジタル化し、整理・保管する仕事です。大量のデータを扱うため、繰り返し作業に強い人に向いています。
人工衛星オペレーター衛星の監視やデータ収集を行う業務。オペレーションはルーチン化されており、同じ作業を正確に続ける必要があります。
石油タンク検査員石油やガスなどを保管するタンクの内部を検査し、腐食や損傷を確認する仕事。作業自体は繰り返しになりますが、専門的な知識が必要です。
HSPの内向性が活かせるちょっと特殊な仕事

その代わり、締め切りがタイトな仕事は自分のペースで進めることが難しくストレスになります。

AIにできない緻密な仕事は、内向性の得意分野です。

私はプログラマーとして働いていたとき、仕事は遅かったのですが品質の良さを評価されたことがあります。

なぜかというと内向的でない人は次第に面倒くさくなり、集中力が途切れミスを連発するからです。

私は何度もフォローした経験があります。丁寧さで勝負できる余地は十分にあります。

参考:HSPがプログラマーになる方法3選【無料で適性も確認できる】

HSPはミスを極端に恐れるため、確認する時間を大事にします。

時間はかかりますが、確認の徹底が丁寧さにつながっています。

定型的な仕事にする

内向性は突発的な仕事、臨機応変さが要求される仕事に向いていません。

定型的、マニュアルがある仕事の場合、悩む余地をうまないため安心して仕事を進められます。

定型的ではあるけれど、集中力が要求される仕事は向いていると言えます。

ただし、条件があります。

一人の時間・空間が確保されていないと、持ち前の集中力が活かせません。

私はデスクにパーティションを設けてもらい、黙々と仕事をして乗り切りました。

会社で働いているなら、今いる部署ではなく定型的な仕事に変更できないか相談してみてください。

シングルタスクに特化する

内向性はマルチタスクをこなすのが、得意ではありません。

とにかく一点集中型。

HSPに限らず、内向型の人もみんな口をそろえて主張しています。

内向型の人はマルチタスクが苦手…原因と3つの対策を教えます! | 内向型人間の教科書
こんにちは。 「自分らしい働き方ができる内向型人間を増やす」をミッションに活動している内向型プロデューサーのカミノユウキ

そして細部に意識が向きやすく、周りが見えなくなるほどの集中力を発揮することがあります。

マルチタスクはミスを誘発することが知られています。

マルチタスクが与える恐ろしい影響。人間の脳が同時に推進できるタスクはいくつまで? | ZUU online
「スマホ脳」「SNS依存症」「テクノ依存症」といった言葉を、よく耳にするようになりました。「スマホやSNSを常にチェックしていないと気がすまない」「時間のムダだとわかっていながら、スマホを操作してしまっている」といった状態を指しています。

マルチタスクではなく、一つずつ処理していく仕事がいいでしょう。

あれもこれもと手を付けると、手を付けていないほうの仕事が気になるので

シングルタスクがいいです。

他人と比べない

HSP以外の性格タイプの中には「仕事への承認欲求」が強い人たちがいます。

よくHSPは完璧主義だと言われていますが、完璧主義なら会社から重宝されるでしょう。

しかし非HSPの中には、私たちよりもっと完璧主義の人たちがいます。

それは知プラスと意プラスの人たちです。

参考:知プラスとは

参考:意プラスとは

知プラスと意プラスは、緊張・プレッシャーを感じると「完璧であれ」という衝動に駆られます。

仕事に対して自分や相手に対して「完璧さ」を求めます。

例えば、仕事のため家庭よりも優先したり、過労死するまで働いたりする人もいます。

その完璧さに、HSPは息切れすることもあるかもしれません。

彼らは上司、リーダーに多く、HSPは部下として接することがあります。

したがって、彼らと「心の栄養」が違うことを認識することも重要です。

彼らの得意な舞台で戦うのは疲弊するだけ。

他人と比べることは、自分を責めるだけで何もいいことがありません。

会社で働かない

特に内向型HSPは、会社にいるだけで疲れます。

HSPがもつ内向性の心の栄養が「一人の時間・空間の確保」だからです。

職場で人が密集している、コミュニケーションを密にとらなくてはいけない。となると、相当なストレスがかかります。

ただし、リモートワークで人との接触が限られている場合は会社でもやっていけるでしょう。

ところが出社しなくてはいけない、人とひんぱんに連携して働かなくてはいけないとなると、

かなりの負荷がかかります。

このような条件の場合、会社にいるだけでパフォーマンスが時間とともに低下していくと考えてください。

これって、かなり不利です。

参考:HSPが不利だと感じる4つの理由【HSPじゃない人の感覚と比較】

無理に会社で働くと、HSPの仕事の丁寧さが活かせず、台無しになります。

人生は長いです。自分に向いた働き方があるなら、検討してもいいはずです。

会社で働くと常にスピード、スピードと求められます。

自分のペースで進められる環境の方が負荷は少ないです。

(B面)苦手を克服する

B面は「苦手なことを克服する」、仕事の遅さを改善する方法です。

(B面)苦手を克服する
  • 仕事の方針をきめる
  • 仕事の優先順位をきめる
  • メモをとる
  • 休憩を定期的にとる

仕事の方針をきめる

仕事進め方、つまり方針をどうするかは非常に重要です。

方針次第では、やらなくていい仕事が明確になるからです。

指示内容があいまいだと何から手を付けていいのか、悩みます。

仕事の進め方をあらかじめ、悩まないよう相手に確認しながら疑問点を徹底的につぶしてください。

この条件なら、一人で進められそうだと確信できるまでが目安になります。

しかし仕事を進めていくと、疑問点が生じることもあるでしょう。

その場合も、そのつど疑問点を解消してください。

仕事の優先順位をきめる

仕事の方針がきまったら、今度は優先順位をきめます。

仕事を進めるうえで、逆算思考が役に立ちます。

いつまでに何をやれば間に合うか、時間を逆算するのです。

とにもかくにも、いつまでに仕事を終えなければならないか。

これを確定します。

そうしないと、優先順位が決められないからです。

仕事の優先順位のきめかた
  1. 仕事の期限を確認
  2. 仕事をタスクに分解する
  3. 分解したタスクに優先順位をつける
  4. 分解したタスクを少しやってみる
  5. 時間を見積もる
  6. 無理そうなら相談

④「分解したタスクを少しやってみる」でどれくらい時間がかかったのかを記録します。

例えば、分解したタスクが20分かかり、半分できたのなら40分と見積もることができます。

全てのタスクを一つずつ、仕上げなくてもどのくらい時間がかかるか予想するのです。

仕事の期限に間に合わなさそうなら、早めに上司に相談しましょう。

これを実践することで、仕事の遅さを未然に防ぐことが可能です。

メモをとる

あと、大事なことはメモをとりながら進めることです。

メモのメリットとデメリット

メモをとることのメリット

  • 忘れても思い出せる
  • 割り込みの仕事がきても復帰可能
  • 自分以外の人と共有できる
  • 思い出す時間を短縮できる

メモをとることのデメリット

  • 単純に面倒
  • 思い出せるようにメモしないとかわからなくなる
  • メモが増えると管理が大変になる

さきほど紹介した知プラスは、メモを活用するのがうまいです。

これを参考にするのです。

特に知プラスの人に何度も同じ質問をすると、邪険にされます。

そうならないために、メモは必須です。

例えば、Windowsパソコンに標準搭載されている付箋(ふせん)機能がオススメです。

こんなのです。

Windowsに標準搭載されている付箋

用途に応じて色分けすれば、仕事の早さにつながります。

休憩を定期的にとる

HSPが持つ内向性は、定期的に一人の時間を必要とします。

2時間に1回は、一人になれる時間を設けないとストレスが溜まってしまいます。

HSPが他の人と異なる特殊な点だと思います。

例えば、ランチは一人で済ます。定期的に個室トイレで休むなど。

定期的に一人になる時間を作って休憩してください。

周囲をみわたすと、みんなネットやったりして休んでいたりします。

HSPは休むことに罪悪感も持ちやすいので、抵抗あるかもしれません。

その罪悪感から、過集中しすぎて逆効果になります。

ここはズルするわけではありませんが、しっかりと、休憩をとってください。

参考:HSPが休むことに罪悪感を持つのは【2つの衝動が原因】

こんなときどうするの

本記事で紹介した対処法を実践して、こんな疑問が出てくるかもしれません。

質問すると「後にして」

HSPなら、一度はくらったことがありませんか。

「わからないことがあったら、質問してください」と言ったにも関わらず、

質問をすると「ちょっと、後にしてくれる?」と返される場面です。

自分より相手の仕事が優先されたことに、自分が受け入れられていない感情を味わいます。

この場面は、タイミングがわるかったとしか言いようがありません。

「後にしてくれる?」に対しては、以下の対処法があります。

「後にして」への対処法
  • メールやチャットで質問する
  • 質問の時間を提示する

メールやチャットで質問する

相手が集中しているときに話しかけると、

いま手を付けている仕事が一段落するまでは誰にも邪魔されたくない心理があります。

前に書いた、知プラスや意プラスの人たちです。

なので、それを防止するためテキストによる質問をすることをおすすめします。

こうすれば、相手の手が空いたタイミングでリアクションをもらうことが可能になります。

リアクションがあってから、改めて質問すれば「後にして」と返されることが少なくて済みます。

質問の時間を提示する

相手は1分たりとも、時間を無駄にしたくないと考えてください。

HSPはこの態度に自分が受け入れられていない自分が強くなくてはならないという心理になります。

疎外感を味わいますよね。

自分が拒絶され、孤立している状態を味わうことがあったのではないでしょうか。

少しでもダメージを減らすには、あらかじめ話の要点、所要時間を提示することです。

1分で済む話なら、「1分だけお話する時間ありますか」と話し始めてください。

それなら、話を聞きましょうと相手の態度が軟化することがあります。

呑み込みが遅いと邪険にされます

私が内向的な人と一緒に仕事をしてきて、よく目撃する場面です。

仕事の内容が呑み込めず、要領をえないと邪険に扱う人がいます。

時間はかかりますが、何度も経験をつむことで呑み込むことができるようになると考えています。

問題は邪険にする人たちです。

邪険にされると、HSPを含め内向的な人は「自分を責める」経験をします。

なので、自分を責めないでください。

仕事を教える側にも問題があると思っています。

あまりにきつい場合は部署の配置転換、仕事の丁寧さを活かせる環境に転換してもいいと思います。

一人で何でもやろうとしない

HSPは、緊張・プレッシャーを感じているとき「相手に迷惑をかけてはいけない」心理になりやすいです。

そうすると、「自分がしっかりしなきゃ」という衝動になりやすいです。

自分の感情を外にだすのが得意でないうえに、ますます誰かに頼ることができなくなります。

あと誰かに頼ることは、「甘え」ととらえる傾向があります。しかし、甘えではありません。

会社というのは、みんなで問題を解決するための組織です。

一人で解決しなくていいです。少しくらい誰かに甘えてもいいんです。

甘えだと捉えることで、自分を縛って身動き取れなくしてしまいます。

一人でできないと感じたら、周囲の人に相談してください。

まとめ

本記事のまとめです。

HSPの仕事の遅さは、内向性が原因。

その代わり、苦痛を覚えるような単調で退屈な仕事であっても器用にこなす強みがある

内向性はスピードよりも、丁寧さが得意。

会社はスピード重視で、HSPと相性がよくないことも。

HSPの仕事が遅いのは
  1. 仕事内容があいまいで混乱する
  2. 仕事内容がイメージできない
仕事のスピードを上げるには
  • 仕事の方針をきめる
  • 仕事の優先順位をきめる
  • メモをとる
  • 休憩を定期的にとる

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