HSPな私が体験したトラウマ級の出来事

HSP

HSPは何かとトラウマになりやすい出来事が多いです

私が体験したトラウマをお話しします。

トラウマを乗り越えられるのは、自分自身です。

今回はトラウマを乗り越える方法なども紹介します。

HSPな私のトラウマだった出来事

当時はHSPという言葉もないし、来るものすべてが刺激的な感覚があったのは今になって思い出せる話です。

しかし、当時はトラウマになった出来事です。

それでは時系列でみていきましょう。

小学校時代

ランニングinジャンパー登校事件

忘れもしません、小学生時代の冬の時期でした。

1980年代の話です。

いつも通り、何気なく私は学校に行きました。

学校の始まりは、先生がやってきて「あれやこれや」話し始めるんですね。

先生ってのは何故か、決まり事や礼儀を重視します。

例えば、授業中帽子をかぶっていたら取りなさい。

ジャンパーは脱ぎなさいと言われたことありませんか?

時代が時代なので私だけかもしれません。

私は先生からそう言われるだろうから、予めジャンパーを脱ごうと考えていました。

ところがジャンパーを脱ごうとした瞬間、自分がランニングだけだったのに気づきました。

「マズい!」、ジャンパーを脱いだらランニングシャツだけになってみんなの注目を浴びてしまうと思いました。

だから、ジャンパーを脱げませんでした。

そういう状況で先生は当然のようにジャンパーを脱がない私にこう言ってきました。

「ジャンパー」は脱ぎなさい! 仕方なくジャンパーは脱ぎました。

脱いだ瞬間、場が「シーン」としました。

教室中にその姿をさらけ出すことになってしまったのです。

私にとってはトラウマ級の出来事でした。

今、ジャンパーって死語かもしれないです。

「アウター」っていうんですかね。わかりませんが、当時はジャンパーでした。

体育館で空手を披露する事件

体育の授業中の出来事でした。

その日は跳び箱の練習をしていました。

小学生って、面白いことに夢中になってしまいますよね。

集中力を欠いていたのは反省します。

よくある風景でクラスメイトと雑談して先生に注意されることは日常茶飯事です。

そんなこんなで、集中しないでクラスメイトとふざけていたんです。

そうしたら先生が私にこう言って来たんです。

「空手の型をみんなの前で見せなさい。」 先生は私が空手をやっていたのをなぜか知っていました。

家庭訪問か何かのタイミングで、親が先生に行ったのでしょうね。

しかし、内向的なHSPはみんなの前で注目を浴びることは好きではありません。

そこを突いてきたので、私は一瞬固まってしまいました。

トラウマになって、今でも注目を浴びることに尻込みしてしまいます。

悪いお手本でさらし者

家庭科の授業での出来事です。

その日は裁縫を習っていました。

授業では、生地を縫い合わせるという課題が与えらました。

先生は時間が来ると生徒たちの出来具合をチェックし始めます。

この先生というのが、かなりクセのある人でした。

そのクセというのは何かというと、生徒のなかで出来映えが良くないものがあるとみんなに悪い見本と言って公表するのです。

裁縫の終わりに「玉止め」といって縫った糸が抜けないようにする方法があります。

この「玉止め」がうまく行っていない生徒の例を取り上げて、悪い手本としてクラスのみんなに見せびらかすのです。

幸いにもそのターゲットは私ではなかったのですが、他の人が責められている感じがして気分が物凄く悪かったことを覚えています。

HSPである私にとってトラウマ級の出来事でした。

中学校時代

シャーペンを服の中に入れられる

これは学習塾に通っている時の話です。

その塾は成績別にクラス分けがされていて、当時の私はあるクラスに所属していました。

そのクラスには12名くらいはいました。

私の席の後ろに、ガキ大将的なガラの悪い男子生徒がいました。

その男子は自分の隣の女子生徒に「ちょっかい」をだしていたようで、その女子生徒の使っていたシャーペンを取りあげて何を思ったか私の服の中に入れてきたんです。

私は一瞬何が起きたのか全然わからず、服の中に違和感を持って初めて気づきました。

するとその女子生徒が「そのシャーペンもう使えない」と泣き出したのです。

泣きたいのはこっちです。

自分の体は、そんなに不浄なものなのかとHSPである私はトラウマになりました。

私の体にシャーペンが入っただけで、使えないわけがありません。

盗み聞き濡れ衣事件

当時、体育館で全校集会というイベントがありました。

夏休みに入るので、気を緩めず課題や生活をするようにと学年主任の先生がスピーチをする場でした。

全校集会が終ると体育館から教室へ戻ります。

戻る途中、自分の上履きのかかとが「しっかり」はまっていなかったので屈んで上履きを直そうとしていました。

上履きを直そうとしていた場所が良くなかったんです。

ちょうど上履きを直そうとした場所が、ある部屋の扉の前でした。

その部屋では先生がある生徒を数人集めて説教していたらしく、部屋の扉のすりガラス越しに私が盗み聞きをしていると勘違いして飛び出してきました。

「お前、ここで何しているんだ!」と部屋にいた先生が私に物凄い剣幕で詰め寄ってきました。

私は「上履きを直していたんです。」といっても、先生はずーっと疑っていてなぜか私まで怒られたんです。

HSPである私にはトラウマになりました。

ドラマの撮影でのセリフで笑われる

私のクラスでは、卒業記念と称してドラマを撮影しようという提案がなされました。

HSPである私は、目立ちたくないのであまり乗り気ではありませんでした。

クラスで多数決をとることになって、結果やることになりました。

脚本が出来上がって、私は何の役だったか忘れてしまいましたが「俺、やりたい。」と一言だけいう役に決まりました。

ドラマの撮影前に「リハーサル」を行うことになりました。

リハーサルで私が脚本に書かれていたセリフ「俺、やりたい」と言った瞬間、クラスの半分くらいが笑い出したのです。

一生懸命やったのに、なぜか笑われて目立ってしまいました。

トラウマ級の出来事です。

会社員時代

戦力外通告を受ける

会社員として働きだして、3年目くらいだったと思います。

とある会社にITエンジニアとして協力させていただく機会に恵まれました。

IT業界もプロジェクト単位でメンバーが招集されてリーダーやらマネージャーという人たちの下で仕事を進めていきます。

HSPである私は頭の回転が速いほうではないので、リーダーからあまり即戦力とみなされていなかったのだと思います。

ある会議でとあるタスクを誰に割り振ろうかという話題になりました。

あるメンバーが私にやってもらうのはどうかと提案しました。

するとリーダーは「○○さん(自分)には無理だと思う」と発言したのです。

私はショックを受けて、トラウマになりました。

理由はまだやってもいないのに、なんでわかるのか?と正直疑問に思ったからです。

人が怒られているのを見て激怒

従業員規模は8名くらいの会社に勤めていたころの話です。

そこの会社は社長がとにかく、気分にムラがある人でした。

毎日15時くらいに出社してきて、従業員が担当しているタスクの状況を確認してくるタイプの人でした。

ときどき、機嫌が悪い日があって従業員に当たる感じで「あの件、どうなった?」と詰め寄りました。

出社していきなり従業員に怒鳴る様子に私はブチ切れてしまい、なんと社長に激怒してしまいました。

理由は私がたくさんのタスクを抱えていて、余裕がなかったというのもあります。

他人が怒られている姿に心痛めたのと、同時に私が仕事していないような発言をしたからです。

社長は現場の様子は全然知らないで、そのような発言をしていたからというのもあります。

自分が怒られるのも嫌ですが、他人が怒られている姿に過剰に反応してしまいました。

HSPである自分は怒らないと思っていましたが、自分でも無意識に怒ることがあるのかとトラウマになりました。

トラウマは乗り越えられたのか

乗り越えられませんでした。

トラウマは乗り越えるというか、「そんなことあったな」ぐらいで処理していいからです。

私は定期的に思い出します。

HSPでない人からしたら、定期的に思い出さないかもしれないです。

しかし、何かをきっかけに思い出してしまうんですよね。

自分でもわかりません。 想像力が豊か過ぎるのかもしれません。

連想して思い出してしまうのです。

これらは、もしかしたら「トラウマ」と言わないのかもしれません。

PTSDと言われるレベルの話ではないかもしれません。

ですが、HSPである私には強烈に印象に残っています。

トラウマは快不快のセンサー。 乗り越えなくていいと思います。

そんなことあったなーくらいがちょうどいいです。

トラウマを乗り越える方法

ヒプノセラピー(催眠療法)

ヒプノセラピー(催眠療法)とは、

催眠状態で行う、潜在意識にアクセスしてトラウマを乗り越える方法です。

HSPが抱えるトラウマに対して乗り越えるきっかけを与えてくれそうです。

オンラインは可能か

Skypeでやってくれるところもあります。

現在新型コロナの影響で、このような形態で実施しているところが結構あります。

料金

まちまちです。ヒプノセラピーをやっているサイトで確認する必要があります。

効果があるのか

もちろん個人差があるので、やってみないとわかりません。

認知行動療法

認知行動療法とは、ものの受け取り方・見方である認知に働きかけて「こころ」のバランスを保つ方法のことです。

HSPが抱えるトラウマに対して効果があるかもしれません。

主に以下のものがあります。

行動療法

エクスポージャー法(暴露療法)

不安に感じている状況を、段階的にレベルの低いもの経験していくやり方です。

要は徐々に慣れることで治療をしていいきます。

リラクセーション法

体をリラックスさせ、不安な気持ちを和らげる方法です。

認知療法

ベックの認知療法

ベック博士が考案したうつ病の認知療法です。

「自動思考」と「スキーマ」という概念を用いて進めていきます。

自動思考・・・何かの出来事が起きた時、瞬間的に浮かぶ思考
スキーマ・・・自動思考の元になっている無意識の考えの部分に相当

エリスの論理療法

エリス博士が考案した、論理療法です。

「~でなければならない」といった「べき論」に焦点を当てて自身の固定観念を変える療法です。

トラウマが99%消える本

HSPである私のトラウマなどはちっぽけだと思えます。

筆者の人生が壮絶すぎます。

例えば、筆者が小さいころ両親が突然失踪するエピソードが壮絶です。

25歳から35歳まで10年間トラウマで行動できなかった経験の持ち主です。

この本を読んだら、トラウマが徐々に和らいでいく可能性があります。

トラウマなど存在しない?

トラウマなど存在しないという意見の人もいます。

「過去」は自分の意思で意味づけをできるものという捉え方もできます。

トラウマなど存在しません
「子どもの時に母親から虐待を受けたから、子どもを産む自信がない」といったことをよく聞きます。いわゆる“トラウマ”です。しかしながら、この「過去」に意味づけできるのは、「今」の自分だということを考えてみましょう。

以上です。

それでは、お体にお気をつけてお過ごしください。

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