霊幻道士4のキャストも個性派の役者さんが揃っています。
サモハン・キンポーが製作側に携わる作品としては最後。
霊幻道士シリーズを担う作品の核。
アクションシーンも見逃せません。
霊幻道士と言えばアクションシーン。
アクションシーンと言えば、サモハン・キンポー。
霊幻道士完結篇 最後の霊戦
1988年公開の香港映画。
完結編と題していますが、本作以降も続編はあります。
道士と和尚が隣接して軒を並べて暮らす、とある地域が舞台です。
道士と和尚は非常に仲が悪く、顔を会わせるたびに喧嘩が始まります。
道士には弟子が一人います。
しばらく家を空けていた和尚は一人の弟子を引き連れて家に戻ります。
ある日、皇族のキョンシーを運ぶ一行が通りがかります。
一行は長い旅路で疲れをとるため、その場でキャンプすることに。
ところが、その日は天候が急激に悪化することになります。
雨も降り始め、キョンシーを収める棺に雨があたりキョンシーの封印が解けてしまう。
一行を引き連れている道士も封印が解けたキョンシーに噛まれてしまいます。
道士と和尚は力を合わせこのキョンシーに戦いを挑みます。
霊幻道士4のキャスト
道士(ゴクウ道士)
出演はアンソニー・チェン。
霊幻道士でも道士役で出演しています。
本作のアンソニー・チェンも道士役がはまってます。
本作では頑固で意地の悪い役です。
術の技量は確かです。
しかしその術を復讐のために使用してしまうシーンもあります。
作中ではどんな術が登場するのか見どころです。
和尚
出演はウー・マ。
霊幻道士の米屋の主人役でも出演しています。
ゴクウ道士と仲が悪いが、何かと平和を望む人格者。
チンチンと生活を共にする。
毎朝、お経を唱える。
朝早くからお経を唱えるので、ゴクウ道士にうるさいと復讐を受ける。
ゴクウ道士に匹敵する術の力量を持つ。
ゴクウ道士が人を操る術に対しても応戦する術を持ち備えている。
カーロウ(ポテト)
出演はチン・カーロッ。
実はチン・カーロッは霊幻道士チュウサム役のチン・シュウホウの実の弟だそうです。
ポテトはゴクウ道士の弟子として師事しています。
ポテトは師匠の外出中に居眠りをして、師匠にキョンシーを使って術を施し懲らしめられます。
ところがポテトはその事に気づき、居眠りをしたふりをしてその場を切り抜けようとする頭のいい一面もあります。
道士と和尚が仲良くなるよう何かと気を揉みますが、すべて裏目にでるのが気が気でないです。
チンチン
出演はロレッタ・リー。
薬師丸ひろ子にそっくり。
霊幻道士シリーズのヒロイン役。
和尚のもとで暮らす弟子としてある日、ゴクウ道士の隣にやってきます。
ポテトはそれと知らず、和尚の家の掃除中のチンチンの胸に手違いで触ってしまいます。
チンチンは当初、ポテトと意思の疎通が叶いません。
次第にポテトとは仲直りできますが、ゴクウ道士と和尚との仲の悪さに辟易します。
ゴクウ道士に復讐を実行するなど、怒らせると怖い一面があります。
しかし、内面は優しい女の子です。
ツル道士
出演はチャン・ファット。
ゴクウ道士を兄と慕う、道士仲間。
皇族のキョンシーとその一行を目的地まで送り届ける任務についています。
その任務に何かと意見を申し立てるカラス丸にやりにくい場面が多々でてきます。
それでも忠実に任務を遂行しようと全うしますが、キョンシーに噛まれてしまいます。
噛まれてしまったら最後、あとはキョンシーになるしかありません。
相手に迷惑をかけてしまうならと、いっそ仲間も自身の手で殺めます。
自身も最後に自害します。
キョンシー
出演はチェン・ウィンチュン。
ツル道士が率いる一行のキョンシー。
殿下の父親です。
金の棺に納められたキョンシーですが、悪天候によって封印が解け一行を襲います。
夜になるとキョンシーは力がみなぎります。
次々と一行を毒牙にかけます。
それは自分の身内である殿下に対しても容赦しません。
最後はゴクウ道士と和尚の連係プレーにより、倒されてしまいます。
殿下
出演はホー・キンウェイ。
霊幻道士3のチーパオ役で出演しています。
今回も非力ながらも、自分の父親であるキョンシーに毅然と立ち向かいます。
やはりキョンシーに返り討ちにあってしまいます。
チンチンの献身的な看護され、なんとか生き延びます。
カラス丸
出演はユン・ワー。
カンフーハッスルにも出演しています。
オカマ役。
この役どころは見事としか言いようがありません。
この人無くては本作の魅力が完成しません。
ポテトとのキスシーンが面白すぎて病みつきになります。
最後はキョンシーに噛まれた傷によって自害することになります。
妖怪(キツネ)
出演はウォン・ヨォクワン。
霊幻道士3では女妖術師役で出演。
今回は色っぽい役どころで、ゴクウ道士を惑わす、キツネの妖怪として現れます。
様々な術をゴクウ道士に仕掛けますが、最後は倒されてしまいます。
霊幻道士4のみどころ
私が腹を抱えてわらったシーンをイラストで紹介。
道士と和尚が喧嘩
久々に和尚がチンチンを引き連れて、ゴクウ道士の隣の家に帰ってきます。
それを知ったゴクウ道士の弟子ポテトは食事の支度をしていたので、和尚とチンチンにも一緒に食事をするよう二人に勧めます。
久々にゴクウ道士、ポテト、和尚、チンチンの4人で食卓を囲み食事を開始します。
ポテトとチンチンが裏から食べ物を持ってくる間、ゴクウ道士と和尚は久々の世間話に花を咲かせると思いきや二人は喧嘩を始めます。
まずはお茶を飲もうとするもお椀に茶を注いだとたん、腕相撲に発展します。
ようやく食事の用意が整い、4人で仕切り直しです。
やはりここでもゴクウ道士と和尚の喧嘩は続きます。
ゴクウ道士が豆の入った皿を持ち上げ、箸で豆を和尚に向けて投げ始めました。
すると投げた豆が和尚の鼻の穴にすっぽり入りました。
和尚はすかさず鼻に入った豆を鼻息とともに放出しました。
放出した豆は対面に座っていたゴクウ道士の笑っている口の中に吸い込まれていきます。
ゴクウ道士の術
キョンシー退治の切り札。
ゴクウ道士は体を空気で膨らませて大きくする術でパワーアップ。
最初はキョンシーに力で勝るのですが、床に落ちていた鋭利な破片に弱いという欠点がありました。
破片を踏んで体の空気が抜けてしまいます。
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