【漫画あり】HSPは雑談が苦手でも開き直れば楽になる

HSP

HSPといっても2つのタイプがいます。外向型と内向型です。

今回は内向型のHSPにとって切っても切り離せない問題。

それは人と雑談することが苦手ということです。

私は雑談できなくてもいいやと割り切ることにしました。

こうすることで心が軽くなったというか、今以上に雑談できるようになりました。

今は雑談することはそれほど苦ではありません。

むしろ沈黙したとき、何かと話題を振ることができるようになりました。

なぜHSPである私が雑談が苦にならなくなったか。

それは相手から嫌われるかもという、変に自分をよく見せようとするのを止めたからです。

止めたからといってすぐに雑談が苦手でなくなるかといったら、そうではありません。

雑談に対するハードルが下がったことによって、自然に雑談している自分に気づいたんです。

自然に雑談ができるようになると、その回数が増えます。

そうすると自然に言葉がでるようになります。

沈黙すら怖くありません。

沈黙しても「あー、いま沈黙しているな」って自分を背後から観察している感覚になります。

沈黙はしゃべっていることと同じになります。

もともとHSPは想像力が豊かなので知識が豊富です。

なので引き出しがたくさんあるはずなんです。

ただそれを外に出していないだけです。

HSPは雑談が苦手でも沈黙を恐れないこと

周りからの評価を異常に気にしてしまう

HSPが雑談が苦手なのは周りからの評価を異常に気にしてしまうところから始まります。

相手がどう思っているのか異常に気になってしまうのです。

ただHSPでない人が言う「気にするな!」は正論です。
ただその言葉をそのまま投げかけるのはHSPには酷です。

いきなり「気にするな!」と言われてもできません。
しかし、ちょっとづつ変えることはできます。

HSPは普段から話題のストックは豊富

私の場合はニュースサイトや朝の情報番組を見て想像を膨らませるのが好きです。

内向性の強いHSPは当てはまりませんか?

普段から話題のストックは持っているはずなんです。

ニュースでなくても想像を膨らますためには何かしらの材料が必要です。

HSPは想像力豊かなので、こういった材料を仕入れることは必ずやっているはずです。

だからそのまま見た内容で思った感想などを話してみるのがいいです。

周囲の視線が気になるという壁をちょっと崩すだけです。

自分の話題のストックはマニアックなものばかりという人も多いかもしれません。

こんな話題、誰も興味ないから話しても無駄じゃないかと思いがちです。

確かにその話題に相手がついていけなくて沈黙する場面はあります。

ただ沈黙もしゃべっているのと同じだと思えばいいです。

相手の見た目から話題を作る

沈黙していても相手がどんな雰囲気でどこでどんな服装でそこにいるかという情報が必ずあります。

それを感じ取る方に意識をもっていきます。

例えば、相手がいつもと違う服装や髪形、アクセサリーなんかを身に着けていることがあります。

この時は絶好のチャンスです!
「そのネクタイ最近買ったんですか?」「どこで買ったんですか?」と雑談できます。

相手に質問するのは失礼ではないか

こういうこというとHSPはそういったことを相手に質問すると失礼なのではと考えるかもしれません。

相手のプライバシーに踏み込んでいるようで気が引けると感じるからです。

しかし、それを感じているのはHSPだけです。

別に「そのネクタイ最近買ったんですか?」と訊かれて怒る人はいません。

仮に相手が怒るようなら、既にHSPは感じ取っているはずです。
その時は何もしゃべらなくていいです。

この時はHSPの能力が発揮できます。
こういった状況でHSPの能力は活用してください。

いきなり実践するのは難しそう

確かにいきなり実践するのは、誰しもできません。

最初のうちは、沈黙の時間がどうしても発生してしまいます。

沈黙したら、まず自分の意識は外から見ている自分に切り替えてください。

「あー、沈黙しているんだな」くらいの感覚です。

「あっ、マズい!」と焦って自分を責めたりしてはいけません。

そうすると沈黙が気まずいという感覚ではなくなります。

誰にでも沈黙はあります。自分だけ変ではないのです。

内向型のHSPはみんな、そうなります。

あなただけではありませんので、安心してください。

何気なく雑談したことで思わぬ展開が

ところで雑談中に何気なく発言した内容が、思わぬ展開を見せることがあります。

普段ストックしている話題は、思いがけず相手が次から次へとしゃべり出すことがあるからです。

こうなったら後はHSPの持つ感受性を駆使して聞き役に徹すればいいんです。

あなたは相手の話を聞くのは得意ですよね?

こんなに楽なことはありません。
相手から話してくれます。

HSPは相手がこんなことして欲しいのではないかと察する才能があります。

この話題は喜ぶのではないかと、ある程度察知することが可能です。
そこまでいったらそこを突いていけばいいんです。

相手が話し始めたら普段の話題のストックで対応できることもあります。
もちろん知らない話題が出てくることもあります。

そんな場合は「それってどういう事なんですか?」って聞き返せばいいんです。

沈黙はどこへやらです。

HSPの雑談が苦手な理由

HSPの雑談が苦手な理由は、次の思い込みがあるかもしれません。

沈黙することがわかりきっているから

沈黙することが何となくわかりきっていると、相手にそれが伝わってしまいます。

そうすると、相手のリアクションも沈黙モードに移行します。

ときどき雑談上手な人に出会う事ありませんでしたか?

こういう人の場合、普段は聞き役のHSPも自ら話す側になっていたりします。

こういう人から学ぶ機会も雑談の中にはあるわけです。

ちょっとだけ勉強させてもらう気持ちで沈黙することを当然としない方がいいです。

相手も同調して雑談が成立しません。

相手に自分のいい面だけしか見せたくない

HSPは完ぺき主義らしいので、完璧な雑談を目指してしまう傾向にあります。

雑談はその名の通り、雑という字の通り完璧でなくていいです。

大した話でなくていいんです。

現在の経済情勢とかそんな話題でなく、自分と相手が共有できる話題で十分成立します。

家族とか趣味とか住んでいる場所、それも無理なら天気の話題は一番ハードルが低いです。

地震があった日は会った人すべてに使える話題です。

絶対意識しておきましょう。

なんなら「こんにちは」よりも先に「今日、地震ありましたよね?」が口から出るくらいの心構えでいいです。

「普段は雑談しないけど雑談してみた」
これだけで結果がどうかに関わらず大成功です。

うまく雑談できない自分を相手に晒したくない

無様な姿を相手に見せたくないという気持ちがあります。

HSPは沈黙になりがちです。
最初は発言せず笑顔だけでもいいです。

沈黙もしゃべっていることと同じです。
はい、これで雑談成立です。

こんな話題は誰も興味がないのではないか

あまりにマニアックな話題しかストックがない場合は、相手のリアクションが心配です。

その場合、相手に聞かれたら答えるようにします。

自分からは積極的には言わないようにします。

時々雑談がマニアックな話題になることがあります。

相手がその話題に触れたときそのタイミングでいきましょう。

最初は全部天気の話題からでOKです。

雑談は完璧にしないことを目標にしてください。

上司と何を話してよいかわからない

上司といえど相手は一人の人間です。

もし沈黙したとしても相手も話題に困っているのかもしれません。

沈黙はあなただけの問題ではない可能性があります。

相手も困っているなら上も下もありません。

部下だからと言って必ず話題をふらなければならない義務もありません。

ここで自分を責めて追い込むのではなく相手も困っていると考えます。

話題 というのは必ずあります。
例えば家族や趣味や身の回りの半径5mで見つかります。

とりあえず何か話題をふってみます。

自分と同じ趣味がそのときに判明する可能性だってあるわけです。

そうしたら次回からはその話題で雑談の続きができます。

こんな楽なことはありません。

HSPの雑談が苦手な場面でよくあること

HSPの雑談が苦手な場面でよくあること。次のような場面が挙げられます。

エレベータ一で誰かと一緒にならないようにする

エレベータで知っている誰かと一緒になるケースがあります。

エレベータが移動中は出ようにも出られないです。

知っている人が乗ってきたら会話しなくてはと気負ってしまい、あえて避けてしまったりしてしまいます。

誰かと一緒にならないようにHSPは瞬時に状況を察知して、自分は階段で移動して目的の階まで行くことがありませんでしたか?

この時のHSPの危機回避能力は何か別のことに利用できないものかと感じてしまうほどです。

このような状況は本来危機ではありませんが、雑談が苦手なものだからついついやってしまいます。

自分の場合、この人目を気にする察知能力は道を歩いていて有名人が歩いていたりするとすぐに気が付くレベルです。

それくらいHSPは人目を常日頃気にしているので気が付きます。

なんの役に立つかは不明です。

役に立つとしたら災害が発生した際に人の集団の中から家族を発見することができることくらいでしょうか。

一緒に帰るタイミングをずらす

職場の人と帰り道が同じ場面があります。

HSPは雑談するのが苦手なので、帰り道に途中の店で買い物すると言って一緒に帰るのを避ける傾向があります。

HSPの少しズルいところは、これを相手にされると自分は傷つきます。

相手が本当に途中の店で買い物して帰る場合もあります。

だとしても、HSPは自分と帰りたくないんだと思ってしまいます。

だからお互い様です。

セミナー会場の開始時刻まで場がもたない

これもよくある場面です。

HSPは知らない人が集まるセミナーには参加したがらない傾向にあります。

どんな人が来るのかわからないからです。
自分の立ち位置がどうなるのかわからないのは不安があります。

しかしHSPは真面目で不安なので開始時刻よりも早く家をでます。

もちろん当日、ギリギリまで参加するかどうか悩みます。

開始時刻ギリギリは遅れる可能性がありますし、ギリギリだと他の人が既に着席していて注目を集めてしまう恐れがあります。

なので早く会場に到着します。

早く到着して会場の雰囲気を把握できるのはいいのですが、続々と到着する人たちが自分の隣に座るとなると緊張が走ります。

当然、隣の人には挨拶しようか悩みます。

しかし雑談するのが苦手なので、会場に配布された資料に目を通したり会場の外を散歩してみたりして雑談を避けてしまいます。

美容院での雑談が緊張しすぎる

HSPは美容院へ電話で予約をとることすら緊張してしまいます。
さらにカット中は何か雑談しなければと、妙な義務感を持ってしまいます。

さらに自分の隣に誰か座っている場合、会話を隣の人に聞かれているのではないかと気になってうまく雑談ができません。

婚活パーティーに勇気を出して参加したがポツンとなりがち

一人の時間が多い内向型HSP。

自然と出会いが少なくなります。

しかしHSPもこれじゃいけないと、勇気をだして婚活パーティーに参加します。

そこにはたくさんの人が集まります。

他の人は積極的に誰かと会話を楽しんでいます。

ところがHSPはうまく雑談ができるかどうか心配で、なかなか誰かに話しかけることができません。

相手に拒否されたらと、沈黙が続いたらどうしようとなかなか前に進めません。

雑談しても反応がよくありません

雑談中に発言した内容が相手にはとっつきにくいこともあります。

話題をふってはみたものの、自分でも意味の分からない発言をしてしまうこともあります。

しかし雑談の一番の大敵である沈黙。

沈黙を少し身近にするだけで、ラスボスが中ボスくらいに変わります。
少し気が楽になります。

HSPにとって沈黙は特に気まずいと感じやすいです。

ただそうなった場合も沈黙を恐れてはいけません。

「あぁ今、沈黙してるよ。」
「どうしよう?」ではなくて、あえて沈黙を真正面から受け取らず半身になって受け止めてみる。

負担は半分に変わります。
これがHSPの雑談が苦手を解消できる方法のひとつです。

気まずいは気まずいで処理してOKです。
今回の雑談は失敗したかもと思ってもOKです。

一番問題なのは自分を責めてしまうことです。

これだけは絶対にしてはいけません。

自分が少し他の人と感覚がずれているから、雑談がうまくできないと思い込むのもよくありません。

HSPはもともと雑談の話題が豊富

HSPはもともと話題が豊富です。

一人でいるときに想像している場面って結構ありますよね?

想像している時に何を考えていたのかメモしておくことをおすすめします。
それが雑談のとき役に立つかもしれないからです。

HSPは感受性豊かなので「それってよくある話だよね?」と共感してもらえる話題だったりもします。

想像することはHSPが持つ才能の一つです。

こんなこと想像しても誰も聞いてくれないんじゃないかと考えず、雑談中に「ポロっ」と言ってみることが重要です。

沈黙は話していることと同じなら、別に相手に言ってみたところで変わりはありません。

これで相手に自分をよく見せる必要もなくなります。

そもそも最初からすべての人に好かれることはできないです。

だから無理に好かれようとしなくていいのです。

逆もしかりであなたを好きになってくれる人も必ずいましたよね?

人に好かれようとすると拒否された場合の自分へのダメージも甚大です。

自分を責めてしまわない程度にとどめましょう。

好かれようと相手を思いやる気持ち、これもHSPの才能の一つです。

これは大事にしてください。

雑談がうまくできないからといって死ぬわけではありません。

だから沈黙はしゃべっていることと同じだと思えばいいです。

まとめ

内向的なHSPの雑談が苦手な対策としては

  • 雑談ができなくてもいいやと割り切る
  • 雑談に対するハードルを下げてみる
  • 沈黙したら、別の自分から客観的に見てみる
  • 沈黙はしゃべっていることと同じ
  • 普段から雑談のストックは持っている
  • 相手の周囲5mに話題はある
  • 雑談できないからといって自分を責めない

これです。私はこれで雑談が苦手なのを改善しました。

以上です。それでは、お体にお気をつけてお過ごしください。

おまけ

とは言うものの「雑談力」をつけることは便利ですので、私が気になったYouTube動画をご紹介します。

【一流の雑談力①】コミュ力を身につければ仕事も人間関係も良くなる

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