(1)HSPだと車の運転が怖い
(2)車の運転が苦手
(3)車の運転が疲れる
この疑問に答えます。
- (1)HSPが運転で怖いのは
「あおり運転」 - (2)HSPの運転が苦手と感じる
場面と対策 - (3)HSPが運転をしていて疲れる場面
HSPにとって最大の恐怖は、「あおり運転」です。結論は、ドライブレコーダーの装備です。あおり運転に遭遇しないためには、相手を刺激しないことが重要です。
私は過去に、10tトラックに「あおり運転」をされたことがあります。
そして、あおり運転に遭遇して何もできなかった経験からどうすれば防げるかを解説します。
私はHSPでありながら、大型自動車と「けん引」免許を取得しています。
プロドライバーには敵いませんが、運転には慣れているつもりです。運転歴は、24年以上あります。
この記事を読むと、HSPがあおり運転にあった際の備えや対処法がわかります。
HSPが運転で怖いのは「あおり運転」
HSPが運転していて怖いと思うこと。それは、「あおり運転」です。
私が高速道路で体験したあおり運転の話をしたいと思います。
道路を工事しているのに気づくのが遅れて、ギリギリになって車線変更したのが原因です。
高速道路でトラックにあおられた
まだ免許を取得して、2年くらいしか経っていなかったと思います。20歳ころ、友人と高速道路を走っていたときでした。
2車線の道路の左側で工事しているのに気づくのが遅れて、ギリギリになって右側の追い越し車線に車線変更してしまったんです。
そうしたらたまたま、追い越し車線にいたトラックの進路を妨害するかたちになってしまいました。
「あっ、ヤバいかも」と思って、工事区間が終わったらすぐに元の左側車線に戻って、普段通り運転にしていたんです。
しばらくすると、そのトラックは自分の運転する車の前を走行し始めました。
スピードが遅いと感じたので、そのトラックを追い越そうとしたら、今度はこちらの進路を妨害するように急な車線変更をしてきたんです。
最初は、たまたまかなと思いました。ところが、2回3回と同じ妨害が繰り返されたので、これは「あおり運転」だなと確信しました。
時間にすれば10分くらい続いたと思います、とても怖かったです。トラックは10tクラスの規模だったと思います。
そんな大きな車体を「あおり運転」に器用に使われたら勝てるはずがありません。結局、そのトラック運転手は気が済んだのか先に行ってしまいました。
これは、私の優柔不断さが招いた結果と言えるかもしれません。
あおり運転をしやすい性格
あおり運転させるような、原因をつくったのは自分なので文句は言えません。
しかし、あおり運転をする性格の人にはいくつかの共通点があると考えています。ここでは、その考察をしてみたいと思います。
その性格はHSPの天敵ともいえる、情プラスの性格が強いと考えています。
あおり運転がおきやすい性格は次の3点です。
- ムシャクシャしやすい
- こちらのミスに付け込んでくる
- せっかち
ムシャクシャしやすい
ドラえもんの登場人物にジャイアンがいます。のび太に対して、「むしゃくしゃしてたところだ。なぐらせろ。」と投げかけるシーンが有名です。
衝動が抑えられない性格に、「ムシャクシャしやすい」のは該当すると考えられます。
その衝動を次の特徴が成立した途端、こちらにぶつけてきます。
こちらのミスに付け込んでくる
さすがに何も非がないのに、ミスに付け込むことはできません。なぜなら自分が、反対に窮地に追いやられるからです。
相手は、「待ってました」と言わんばかりにムシャクシャした衝動を晴らすように思えます。
そのあたりの嗅覚は、HSP以上に高いと考えられます。
せっかち
もう一つの特徴に、「せっかち」が挙げられます。運転をしていて、妙に車間距離をつめてくる人がいませんか。
まるで何かの競争をしているではと感じます。車間距離をつめても、早く到着するわけではないです。
車間距離をつめて、安全になることは普通ありません。なのに、危険を冒してまで車間距離をつめてくるのです。
「せっかち」としか言いようがありません。
ドライブレコーダーを装備しよう
私が「あおり運転」された2000年ころは、ドライブレコーダーはまだ一般的ではありません。
当時は、「あおり運転」されたら泣き寝入り必至でした。今は、「あおり運転」のニュースはあまり報じられません。
それは、ドライブレコーダーやスマホが普及したおかげだと考えられます。
中古車の場合、ドライブレコーダーが装備されていないこともあるので必ず装備することをおすすめします。
私のように、泣き寝入りして欲しくないからです。
それでもあおり運転に遭遇するのでは
「あおり運転」に遭遇しない確実な方法は、運転をしないことです。
しかし、いくら何でも現実的ではありませんよね。車の運転をすればするほど、遭遇する確率は高まります。
絶対に車から降りてはいけない
もし「あおり運転」に遭遇したら、絶対に車から降りてはいけません。降りて後続車にひかれる事故もあったからです。
とにかくスマホで録画です。相手がこちらのミスを誘うなら、こちらも対抗するのが定石です。
あとでモヤモヤを残さないために。相手は頭に血が上っているので、クルマを蹴ったりする衝動を抑えられない可能性が高いです。
そこを逃さないよう、ふだんから録画機能を試しておくのがベストです。
あおってくるクルマの特徴
あおってくるクルマの特徴を挙げます。
車間をつめてきたり、急いでいる雰囲気を察知したら、先に行かせてください。
特にHSPは、スピードを出さない運転になると思いますので、下手に刺激しないほうがいいです。
あおってくるクルマはなぜか運転技術も高いです。これ以上やると危険だというのが体感的にわかっていてギリギリを狙ってきます。
こちらは教習所で習ったとおりの運転に徹します。
私は毎日クルマで通勤していた経験から、危険な運転しそうな人はだいたいわかります。
これらの特徴が重なれば重なるほど、あおってくる条件に近づいていると考えてください。
- 窓にスモークフィルムがある
- 車間を詰めてくる
- エンジン音がやたら大きい
- ナンバープレートが傾いている
窓にスモークフィルムがある
スモークフィルムとはクルマのガラスにはってある、黒いフィルムのことです。
中の様子が見えにくくなっているクルマありますよね。あれです。これが張ってあれば要注意です。
中の様子を見せないのは、”よからぬ”ことをするためなのかと想像してしまいます。
スモークフィルムが張ってある車種は、次の車種が多いです。
高級車
高級車というと範囲が広すぎるて、わかりにくいかもしれません。一言でいえばセダンタイプ。
ボンネットとトランクが低くて、人が乗る部分がそれらよりも高い形状のクルマです。ボディーカラーは黒や赤などのはっきりした色が多いです。
B〇W、メルセデス・ベ〇ツ、レク〇スといったVIPカーになぜか多い傾向があります。
ワンボックスカー
いわゆるワンボックスカーと呼ばれるクルマが特徴として挙げられます。
あと不思議なのが、ナンバーが「1111」「8888」のようなゾロ目であることが多いです。
ハイ〇ース、エル〇ランドといった車種に多いです。
車間を詰めてくる
無意味に車間距離をつめてくるクルマも注意したほうがいいです。何をそんなに急いでいるのか不明です。
こちらが遅いなら、車線変更すればいいのにしてこなかったりします。
反対に追い抜いても、直近の信号で赤になって、あまり急いだことにならないこともありました。
もはや急いでいるのではなく、圧力をかけたいだけなのかと考えてしまいます。
エンジン音がやたら大きい
これはわかりやすいです。自己顕示欲が音にあらわれたクルマです。
やたら大きいエンジン音がしたら、先に行かせるのが吉です。
後ろにずっと張り付かれると、集中ができませんので安全のためにも譲ったほうがいいです。
ナンバープレートが傾いている
傾いている理由はオービスにナンバープレートが写らないようにするためと考えられます。
オービスとは、スピード違反による重大事故の防止や安全運転を促すための装置です。
道路の上に何台もカメラが設置されている場所がありますよね。あれです。
あそこで、よろしくやるための傾きがついています。
もはや、悪いことする前提で走っているのでは。と感じさせる特徴です。
クルマの見た目だけで、判断するのはどうなの?と感じるかもしれません。
もちろんここに挙げた特徴のなかには、「あおり運転」しないクルマがあることも理解しているつもりです。
ただ急にあおられたら、対処できないです。
それを見越して備えておくのと、そうでないのとでは、安心感が違います。
何もなかったら、それでいいじゃないですか。
私が言いたいのは、自己顕示欲が強い、威圧する雰囲気のあるクルマは要注意です。なぜならドライバー(所有者)の性格がクルマにも表れるからです。
わからなければドン・〇ホーテの駐車場にいけば簡単に見つかります。これ以上は言いません。
HSPが「あおり運転」へ備えるために、ドライブレコーダーは必須です。
あおり運転にあうと、苦手を通り越してトラウマになるかもしれません。
現実的に、車の運転は地方にいくほど必要性がたかまるので証拠となる装備・準備は必須です。
HSPの運転が苦手と感じる場面と対策
HSPのなかには、車の運転が苦手と感じる人もいるでしょう。
なぜなら、HSPに「相手をあまり刺激したくない心理」と「状況判断に迷いやすい」特徴があるからです。
そこで、HSPにむけた運転が苦手な場面と対策を紹介します。
例えば、こんな場面です。
- クラクションが鳴るとドキッとする
- 前の車が青に気が付かなくて困る
- 対向車のパッシングの意味が不明
- わき道からのクルマを譲りすぎる
- 交通量の多い道路を走るのが怖い
- GSで給油口がどちらかわからず焦る
- 相手と話しながら運転できない
- 大型車が右左折する脇を通らない
クラクションが鳴るとドキッとする
クラクションを鳴らされるとドキッとしますよね。
HSPは自分が責められていると捉えやすいので、相手は「信号機が青に変わった」ことを知らせてくれているだけだと考えるようにします。
なぜなら、自分が責められていると捉えるとパニックになって誤操作するリスクが高くなるし、
相手は謝罪を要求しているわけではなく、車が前進すればいいと考えているからです。
私は「1回だけのミスをとがめてくる人は、普段から嫌われているに違いない」と流すようにしています。
あと相手が間違って鳴らしているケースもあります。実際に、自分ではなくて違うクルマに対して鳴らしていたこともありました。
前の車が青に気が付かなくて困る
むしろ、こちらのケースが多いでしょう。
後続車がいないなら、しばらく待ってもいいです。
後続車からのプレッシャーに耐えられないからといって、クラクションは鳴らさないほうがトラブルは少ないです。
クラクションを鳴らしたことで、過去に「殺人未遂事件」、「あおり運転」の事例があったからです。
後続車がいる場合、後続車のドライバーがしびれを切らして鳴らすことがあるかもしれません。それを利用してもいいです。
注意したいのが、クラクションは道路交通法第54条で使用する場面がほぼないことです。
対向車のパッシングの意味が不明
「道を譲るとき」「先に行きたいとき」「感謝を伝えるとき」「警告や危険を伝えるとき」「抗議や注意をしたいとき」に行われることが多いです。
私が運転していて、「道を譲るとき」が一番多いです。
つまり、対向車線のクルマが「道を譲ってあげるよ」の意思表示です。こちらが右折しようとする場面で、相手がスピードを落としたらほぼ間違いないです。
スピードを落とさないで、パッシングしたら相手が「先に行きたいとき」と判断しています。
わき道からのクルマを譲りすぎる
1台ずつ交互に合流するのが無難。
HSPは優しすぎる人も中にはいます。ところが、この性格を前面にだしてしまうと、急いでいる後続車を「何してんねん」と刺激してしまう可能性があります。
後続車の数とのバランスを見て、あまり譲りすぎないようにしたいですね。
交通量の多い道路を走るのが苦手
HSPは、交通量の多い道路を走るのが苦手だという人も多いでしょう。
渋滞していると、ドライバーはイライラしやすいので、そこを回避していきたいです。
渋滞回避カーナビアプリを活用する
そこで、カーナビタイムをおすすめします。
このアプリを使うと、渋滞している道路を避けて目的地まで到達できます。iPhone版と、Android版があります。
クルマの給油口がどちらかわからず焦る
レンタカーで車を返却する際に、ガソリンスタンドに寄りますよね。
そのとき「あれ、給油口どっちだっけ?」と入ってから焦ることありませんか。
そんなとき、左右どちらに給油口があるのか知る方法があります。
それは、燃料計の三角マーク「◀」を見れば一発です。
三角マークが左なら左側、右なら右側です。これは、ほとんどの車で共通しています。
相手と話しながら運転できない
これは本当にあぶないので、運転に集中させてもらえるよう伝えた方がいいです。
曲がる道を間違えたり、信号を見落とすことがあるからです。私は過去に、ある女性を家まで送る途中で、いきなり告白され気が動転したことがあります。
HSPは、ただでさえ緊張感が他の人より強いと思います。
運転前に伝えておけば、同乗者も死にたくはないでしょうから配慮してくれるはずです。
大型車が右左折する脇を通らない
大型車には、「オーバーハング現象」と呼ばれる挙動をすることが知られています。
いわゆる「ケツ振り」現象で、大型車は右左折する際、曲がる前より左右にふくらむ挙動をします。
このとき大型車の脇を通ると、接触の恐れがあります。注意してください。
HSPは運転が向いていないと思われがちですが、もっとも安全に運転する人たちではないかと考えています。
人一倍、緊張感を持っているからです。ただ常に緊張感をもっていたら、疲れやすいのも人一倍でしょう。
HSPである私は、軽い接触や違反は何度もあります。しかし、公道で交通事故を起こしたことはないです。
HSPが運転をしていて疲れる場面
HSPのなかには運転すると、疲れると感じる人もいるでしょう。
運転で疲れる原因は、自分に対して「〇〇しなければいけない」意識が強く働いているからだと考えています。
その意識とは、
- 「自分が目立ったことで相手の気分を害していないか」
- 「相手を喜ばせていないのではないか」
です。
つまり、人に迷惑をかけることを異常に恐れるため疲れる。
これでは、運転どころではないです。
- 教習所で指導員に心折られる
- しょっちゅう前に割り込まれる
- 隣に誰かがいると集中できない
- ガソリンの残量をすぐチェックする
- リアミラーで後の車を確認する
- パトカーが走っているだけで緊張
教習所で指導員に心折られる
運転するにも、まずは運転免許がなくては始まりません。
HSPは、すでにこの段階で運転に疲れてしまうでしょう。
私は教習所で嫌な指導員に当たってしまい、いまでも時々思い出します。
20年たったいまでも顔と名前を憶えています。
教習所で疲れないためには、以下の記事で詳しく解説しています。
しょっちゅう前に割り込まれる
HSPは車間距離を取りすぎなくらい、確保すると思います。
ただ車間距離をあけすぎると、しょっちゅう前に割り込まれることありませんか。
かといって前をつめすぎると前のクルマに衝突するリスクもあります。
特にダンプ、トラックなどの大型車に割り込まれると、かげになって見通しが悪くなります。
例えば、前方で工事しているのが影でみえず、ぎりぎりになって車線変更をよぎなくされる場面です。
前が見えない状態で、運転をすると疲れます。
隣に誰かがいると集中できない
特に知り合って間もない人を隣に乗せる場面で、疲れます。
なぜかというと、相手を喜ばせようと「気の利いた話題を提供しなくては」の意識と「運転に集中しなければ」の意識が加算されるからです。
できるだけ誰かをのせないようにした方がいいです。
例えば、自分だけ車で来ていて急に雨が降ってきたなんて場面があるかもしれません。
相手を喜ばせようと「乗っていく?」と誘わない勇気も必要と考えています。
なぜなら雨の運転は、さらに集中が必要で疲れるからです。ときには、嫌われる勇気も必要です。
ガソリンの残量をすぐチェックする
遠出の旅行にいったとき、山道を通ることがあると思います。
そうすると、ガソリンスタンドがあまりなくなってきて不安になることがありますよね。
HSPだと、心配なので何度も見てしまうことがあるのではないでしょうか。これが疲れます。
ちなみにガソリンの警告ランプが点灯しても、50Kmは走行可能といわれています。
高速道路なら、基本的に50Km間隔でSAがある設計になっているため焦る必要はなさそうです。
早めに給油するのに越したことはないですが、点灯してからでもかなりの距離走ることができますよ。
リアミラーで後の車を確認する
HSPがもつ内向性は、まわりに誰もいないと安心できます。
クルマのボディで仕切られていても、注目はあびたくありません。
なので周囲の動向が気になって、ついついリアミラーで後続車を見てしまいます。これも疲れます。
あと、速度も制限速度ぎりぎりで走ることがあると思います。
そうすると、後続から「遅い」と言わんばかりに車間距離をつめられてしまいます。
パトカーが走っているだけで緊張
HSPだと何も悪いことしていないのに、パトカーがいるだけで緊張しませんでしょうか。
だいたいパトカーと同じ目的地の場合はないですし、巡回しているだけなら、どこかで曲がります。
必要以上に気にすることはないです。
よくあるのが、パトカーの速度が遅くて追い抜きにくい場面です。
追い抜いたら、スピード違反のわなが仕掛けられているのではと勘ぐってしまいますよね。
制限速度のプラス10km/hは、誤差なので追い抜いて問題ないです。
さすがに1km/hオーバーで捕まることはないです。
HSPが運転で疲れるのは、自分に対して意識が向きすぎることが原因と考えられます。
〇〇しなければならない心理に対して、許可することでもう少しラクに走れます。
HSPの場合、運転は「疲れる」から、「安心」できるものになると
一人で運転することがストレス解消になったりします。
まとめ
いろいろ書いてしまいました。私が言いたいのは、これだけです。
HSPが「あおり運転」へ備えるために、ドライブレコーダーは必須です。
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