
(1)HSPとエンパスの違いは何?
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(2)HSPとエンパス両方の
場合もあるの?
—
(3)自分がHSPなのかエンパス
なのか知る方法はないかな。
この疑問に答えます。
- HSP,エンパスの違いは内向性の有無
- HSPの時点でエンパス要素も強い
- エンパスなのかHSPなのか知る方法
実はHSPとエンパスは似ていますが、違います。
HSP=エンパス+内向性と表現できます。
言い換えると、エンパスに内向性が組み合わさったものがHSPです。
結論、HSPとエンパスの違いは内向性の有無です。
根拠は交流分析という心理理論からアプローチしています。
私は内向型HSPとして40年以上過ごしてきました。
2014年に交流分析という心理理論に出会い、
生きづらくなる原因をHSPという言葉がない時代から知っています。
幼少期に自分に刷り込んだある感情が、HSPの性格を形成します。
交流分析では人の性格を人生脚本で表現します。
HSPは6つある脚本のうち、2つを多用します。
この2つの脚本を多用するため、生きづらさを感じる場面が多くなります。
生きづらさを解消する方法は、「あなたがHSPに生まれた理由」で書いています。
この記事を読むとHSPとエンパスの違いがわかります。
HSPとエンパスの違いは内向性の有無

HSPとエンパスの違いは、内向性の有無です。
HSPから内向性を引けば、エンパスが感受性になるからです。
HSPは感受性と内向性が強いひとのことです。
HSP=感受性+内向性
とも表記できます。
エンパスは感受性(共感性)が強いひとのことです。
従って、感受性をエンパスに置き換えると
HSP=エンパス+内向性
とも表記できます。
じゃあ、エンパスは何になるの?と思いますよね。
式を変形したら、こうなります。
エンパス=HSP-内向性
つまり、エンパスはHSPから内向性の成分をとったものということです。
HSPでもありながら、エンパスの両方という場合もあります。
内向性が強いとHSPで、さらに感受性のほうが強いとエンパスでもありHSPとも言えます。
そもそも、エンパスって何?という疑問があるかもしれません。エンパスについて説明します。
エンパス(empath)とは
エンパスはアルファベットで書くと、「empath」です。
意味は「共感」です。共感性の高い人ということになります。
スピリチュアル方面でよく聞く言葉ですが、感受性が高いのと同じです。
本記事では感受性(共感性)がもっとも強い人を「エンパス」と定義します。
エンパスがスピリチュアル好きな理由
ところでエンパスは、スピリチュアルの分野に関心が強い傾向ありませんか。これは、五感が鋭いのに加えて、五感以外にまで感覚が拡張されているからだと考えられます。感じる力が、言葉で説明できない水準にまで到達していると考えられます。よかったらこちらの記事もご覧ください。
ここまでのまとめ
HSP=エンパス+内向性
エンパス=HSP-内向性
HSPとエンパスの違いは、内向性の有無です。
HSPの時点でエンパス要素も強い

感受性が強ければエンパス、さらに内向性も強ければHSPです。
つまりHSP、エンパスの両方のパターンもあり得ます。
性格の感受性が強い場合を、エンパスと定義しました。
これからは、ピンクのバーに注目してみてください。
エンパスは、情マイナス。内向性は、知マイナスとします。
知プラスとか情マイナスなどの意味に関しては、HSPのトリセツ【これを守ればいきづらさ半減!】で解説しています。
以降、HSPとエンパスの違いを以下のモデルを使って説明します。

HSPとエンパスは、以下の4つのパターンに分類できます。
- HSPとエンパス両方
- HSPではなくエンパス
- HSPでもなくエンパスでもない
- HSPだがエンパスでない

No. | HSP | エンパス |
① | 〇 | 〇 |
② | × | 〇 |
③ | × | × |
④ | 〇 | × |
①~④について、それぞれ具体例を見ていきます。
①HSPとエンパス両方
こちらはHSPでもあり、エンパスのパターンです。

HSPは緑(内向性)とピンク(感受性)が隣り合っていること、
エンパスはピンクの棒がいちばん長くなっていることが特徴です。
②HSPではなくエンパス
こちらはHSPではなくエンパスのパターンです。

緑とピンクが隣り合っていないのでHSPではなく、ピンクの棒がいちばん長いためエンパスです。
③HSPでもなくエンパスでもない
HSPでもエンパスでもないパターンです。

こちらは緑とピンクが隣り合っていないのでHSPでもなく、ピンクの棒がいちばん長くないためエンパスでもありません。
④HSPだがエンパスでない
こちらはエンパスではなくHSPのパターンです。内向型HSPと呼ばれる性格です。

HSPは緑とピンクが隣り合っているけれど、
ピンクの棒がいちばん長くないのでエンパスではありません。
ここまでのまとめです。
HSPの時点で、エンパス要素が含まれている。
感受性が強ければエンパス、さらに内向性も強ければHSPです。
エンパスなのかHSPなのか知る方法

自分がHSPなのかエンパスなのか知る方法があります。
その方法はこちらをご覧ください。
この方法で、内向性が強いのか感受性が強いのか判定できます。
言い換えると、HSPなのかエンパスなのか判定できます。
- HSP(エンパス)
- エンパス
- HSS型HSPの可能性あり
はエンパスです。
エンパス以外の場合は、
- HSP(内向的)
- HSS型HSP
- それ以外
などはHSPかもしれませんが、エンパスではないです。
なぜ、「HSS型HSPの可能性あり」がエンパスなのか。と疑問に思ったかもしれません。
これは、感受性が強いのとHSPの条件に近いからです。
共感性(ピンク)が一番ながい判定結果は「エンパス」ととらえてください。

判定結果がHSP(エンパス)、エンパスとでた場合はエンパスです。
それ以外はエンパスではないです。
ただし、判定の共感性(ピンク)が一番ながい場合もエンパス。
まとめ
本記事のまとめです。
エンパスは感受性の強い人のこと。HSPである時点で、エンパス(感受性・共感性)が強い。
HSP、エンパスの両方の場合もあり得る。
今回の話のつづき、特にHSPと非HSPの違いをもっと詳しく知りたいかたは、「あなたがHSPに生まれた理由」をご覧ください。KindleUnlimited(読み放題サービス)なら無料で読むことができます。
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