HSPはなぜ疎外感を感じやすいのか
・集団で何か発言しても賛同されなかったから
・人とコミュニケーションを図るのが苦手だから
・定期的に一人の時間が必要だから
・一人の人間として受け入れて欲しいから
集団で何か発言しても賛同されなかったから
HSPは学生時代はクラスメイト、社会人は職場の同僚などと一緒に行動する機会が一度はあったと思います。
集団で行動すると当然、発言を求められたりすることがあります。
HSPは発言に自信がもてなかったり、こんなこと言ったら場がしらけるのではないかと不安になりがちです。
そのような気持ちで発言すると声が小さかったり、発言内容が少し的を得なかったりして賛同されなかった経験をお持ちの方もいたと思います。
結局は人の話を聞いているだけで、周囲からなんで発言しないのかと思われるのが気になってそうするとますます発言するのはやめておこうという状態になります。
こうやって一人で居た方が楽だから集団から離れて疎外感を感じることが多いです。
人とコミュニケーションを図るのが苦手
HSPはコミュニケーションを図るのが苦手なのは発言内容に賛同を得られなかった過去があると強烈に記憶に残ります。
ネガティブな感情が記憶と強力に結びついて思い出す仕組みを備えているのではないかと考えます。
これはHSPが天敵から生き延びるために獲得した機能なのだと想像します。
平和な現代ではこの機能が悪い方向に作用しちゃっていることが多いです。
そうやった心境からコミュニケーションを図るのが苦手となって疎外感を感じやすいのです。
定期的に一人の時間が必要だから
知(マイナス)の要素を持つHSPはどうしても定期的に一人の時間が必要です。
なので自ら集団の輪から離れようとします。
そのほうが想像に気を巡らすのにいい環境だからです。
人がたくさんいる集団ではパフォーマンスが発揮できないのです。
会社で働くというのは集団行動です。
チームワークはどうしても相手と密にコミュニケーションを図る必要が出てきますので知(マイナス)の要素とは相性がよくありません。
一人でできるもしくは理解のある最低限の人達で活動できる方向にシフトした方がいいでしょう。
一人の人間として受け入れて欲しいから
HSPの持つ、もう一つの特性である情(マイナス)の感受性は一人の人として受け入れて欲しいという心理が働きます。
定期的に一人の時間を確保する必要がある一方で誰かに受け入れて欲しい繋がっていたいという心理です。
これは水と油のような真逆の性質があると考えられます。
自分でも複雑だと思います。
一人の時間を確保するということは自然に人との接触を少なくするということを意味します。
でも人とつながっていたいのです。
人として受け入れて欲しいというのは無視だったり、発言内容に賛同されなかったりすると物凄いストレスを感じます。
常に気をかけてもらいたいのです。
なので非HSPにとっては疎外感に感じないことでも情(マイナス)の要素を持つHSPにとってはスルー出来ないのです。
これが疎外感を感じやすい要因となっています。
最後に
HSPは自ら一人になりたい一方で人とつながっていないとストレスに感じることから複雑な心理を持つ性格なのです。
当然疎外感を感じやすいのは自明です。

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