HSPは苦手な人がいて悩んでいる、
「HSPの苦手な人ってどんなタイプなんだろう。
HSPの苦手な人の傾向があれば知りたい。
そしてその対策も知りたい。」
こういった悩みにお答えします。
HSPが苦手な人はこんなタイプ
①感情を察してくれない人
HSPは共感性の高い人たちばかりです。
従って感情によって行動が決定されることが多いです。
ところがこの タイプ ①の人は感情に左右されることは少ないです。
例えばこちらが体調がよくない時、「なんか辛そうだけど、大丈夫?いままで大変だったよね。」と声をかけて欲しいです。
ところが ①タイプの人は 「医者には診てもらったの?早く行ってきた方がいいよ。」と声をかけることがあるからです。
そんなとき、HSPであるあなたは違和感を持ってしまうことがありませんでしたか?
それはなぜかというと冷静にアドバイスをして欲しいのではなく、こちらの感情を察して欲しいからです。
HSPはあまり自分の感情を相手に伝えることが多くありません。
できれば自分がどういう気持ちなのか伝えましょう。
そうでないと相手には伝わりません。
②オラオラ系の人
見るからに威圧感のある人、相手を恫喝するような雰囲気の人がいます。
HSPは敏感なのでそんな雰囲気の人に出会ったことはないでしょうか?
こういった人たちにとって本人にはそんなつもりは一切なかったりします。
でもHSPには瞬時に伝わってきます。
なのでHSPは相手を刺激させないよう気を遣ってしまう経験があったかと思います。それに乗じて何らかのトラブルに巻き込まれる可能性があります。
例えば最近、車で走っていて煽(あお)り運転の被害にあったというニュースが多くなっています。こういったケースはだいたいオラオラ系の人が運転していますよね?
トラブルが発生するとこのタイプの人たちは交渉力があるので、こちらの弱さにつけこんで次から次へと要求してきます。
そんな状況になったら第三者を介するなど、助けを求めてください。
相手と直接相談に応じることはしない方がいいです。
こんな状況に遭遇したら、できるだけ距離をとりましょう。
「触らぬ神にたたりなし」って言葉がありますが、まさにこれです。
下手するとオロオロするHSPに隙があると相手に察知されてしまえば、吸い尽くされて後は関係ないって状況になります。
このタイプの人はその辺の嗅覚が物凄く鋭いです、この感覚はHSP以上かもしれません。
③急かしてくる人
HSPは自分のペースでことを進める人が多いです。
HSPが苦手な人のタイプで、すぐに決断しなければならない話を持ちかけて急かしてくる人がいます。
そうするとHSPはストレスを感じてしまい、正常な判断ができなくなることがあります。
「あと○○時間までに申し込んでもらえれば安くなります」とか、
「結果をすぐに求めてくる」ような場合です。
会社では締め切りが近い仕事を急に頼まれると不安や心配の方が上回って仕事に集中できないなんてことがありませんでしたか?
プレッシャーを感じながらこなすので仕事が遅いと言われてしまうこともあります。
そしてHSPは物事を深く処理する性質がありますので、どうしても仕事を早くこなすことが難しい場合があります。
そのことを非難されたり、強く追及されるとHSPは自分を責めてしまいます。
なのでそういう状況が発生しそうだなと感じたら断りましょう。
この時、相手に悪いからといって引き受けるのはやめた方がいいです。
嫌われる勇気は時には必要です。引き受けたことの後悔の方がダメージが大きいからです。
④声が大きい人
声が大きいと、HSPには強い圧力を感じてしまいます。
そうすると萎縮して、のびのびと仕事をこなすことが難しいときがありませんでしたか?
特に周囲に人が多くいる場所で大きな声で話しかけられると、注目を浴びてしまうので話があまり入ってきません。
なので優しく落ち着いた声のトーンで話してくれた方がHSPには耳に入ってきやすいです。
あらかじめ大きな声を掛けられることが分かっているなら、先にメールやチャットで伝えておきましょう。
先回りすることで声を掛けられる機会も減りますし、みんなの前で注目を浴びないで済みます。
⑤注目を浴びる場面で発言を求めてくる人
会議やセミナーに参加すると司会や登壇者が参加者に意見や質問を投げかけてくる場合があります。
HSPは多くの人が参加している場だと緊張して自分の意見をうまく言えないことがありますよね?
意見や質問してくる人は相手を困らせようとしているのではありません。
しかしHSPには注目を浴びてしまうと感じてしまい、意見があったとしても緊張感からしどろもどろになってしまいます。
こうならないために、常に自分の意見を紙に書き留めておきましょう。
発言を求められたら、その紙(カンペ)を見ながら発言すればいいです。
ここで注意することがあります。
「自分以外の人はカンペを見ながら発言していないのに、自分だけカンペをみながら発言するのは気が引ける。」
確かにそう思えるでしょう。しかし、その姿を見て咎められたりはしません。
その場は一瞬、相手は何かを感じているかもしれませんが、相手はそんなことは次の日には忘れています。自分のことで精いっぱいだからです。
なのでカンペを使ってその場を乗り切りましょう。
⑥長時間拘束する人
HSPには定期的に一人の時間が必要です。
それなのに飲み会に参加することを半ば強制する風潮がある会社だと、HSPには辛いものがあります。
主催者はHSPが一人の時間が必要なことは一切考慮していません。
ただHSPにはストレスになってしまいます。
仕方ありません、HSPは少数派なのでこちらを中心に回ってはくれません。
なので、こちらが対応していくしかないです。
ここで飲み会に参加しなかったことで、みんなから仲間外れや孤立感を持ってしまう心配がありますよね?
もしくは参加したことであなたの評価を下している可能性もあるかもしれません。
普通は仲間外れなんてことはないですが、もしそのような状況になってしまったらその会社は辞めていいです。
この状況は長い目でみたらHSPの体調を崩す原因になってしまうからです。
もし飲み会を強制するようなら断っていいです。
HSPが苦手な人を見分けるための傾向
人を見た目で判断してはいけないのですが、やはり見た目から人の特徴はあります。
HSPにも見た目や、しぐさ、口癖があるように、これらのタイプにも見た目からある程度傾向があります。
①感情を察してくれない人
①感情を察してくれない人をHSPが苦手な人のタイプとして挙げました。
実はこのタイプにはこんな見た目や傾向があります。
見た目
- 考えている時は顎に手を添えている
- 奇抜な服装はせず、ごく一般的な服装の人が多い
- メガネをかけている人が多い
傾向
- 物事の優先順位を決めて行動している
- 情報の正確さを大事にする
- 固有名詞は正確に表現する
- クイズ番組で難しい問題に正解するとドヤ顔をする
- 常に冷静でこちらの感情にはあまり注目しない
- 部屋は整理整頓されていることが多い
- 割り勘をきっちり1円単位でする
- 飲み会では自分にとって役に立つ情報がない場合、参加を控える
- 場を時間通り段取りするのが上手
- 計画を立てその通り行動したい
- メールのやり取りはマメ
- 説明が上手い
- 出かける際、電車の乗車位置まで決めている
- 誰かの家に遊びに行った時には本棚にある本を見る
- 相手がどんな考えをしているのかに関心がある
- デートのときポイントカードやクーポン券使う
- コスパを重視する
- 時間という概念をものすごく大事にする
- クイズや謎解きはたまた脱出ゲームが好きな人が多い
といった傾向があります。
②オラオラ系の人/③急かしてくる人/④声が大きい人
②オラオラ系の人、③急かしてくる人、④声が大きい人
をHSPが苦手な人のタイプとして挙げました。
実はこれらのタイプは共通してこんな見た目や傾向があります。
見た目
例えばドン・〇ホーテでよく見かける人たちです。
- 首によく金のネックレスをしている
- 手にはハンドバッグ
- 高級そうにみえる腕時計
- 日焼けしている
- 着ている服の色は赤とか黒が多い
- 時々顔が怒っているように見える
傾向
- 決断や行動を急かしてくる
- いつも自身満々
- 声が大きい
- せっかち
- すぐに激昂する
- あおり運転してくる
- 自分を巻き込んでくる
- 自分の非は認めない
- 詐欺事件などの容疑者に多い
- ギャンブルが好き
- お金の使い方が豪快
- 普段は人当りがいいのに時に非情なときがある
- 駆け引きがうまい
- 勝負事に勝つことへ執念がある
- よく商品の値段をまけるよう交渉する
- 自分が大好き
- ビッグマウス
といった傾向があります。
⑤注目を浴びる場面で発言を求めてくる人/⑥長時間拘束する人
⑤注目を浴びる場面で発言を求めてくる人、⑥長時間拘束する人
をHSPが苦手な人のタイプとして挙げました。
実はこれらのタイプは共通してこんな見た目や傾向があります。
見た目
- 何か考えている時は眉間にしわが寄っている
- 観察力、洞察力があるので眼光は鋭い
- 例えば和服だったり、伝統的な服装の人が多い
傾向
- やる気のある人に対しては献身的にサポートする
- しかしやる気のない人には見限ったりします
- クレーマーになりがち、ただし言っていることは間違っていない
- 意見を曲げない
- 何かを極めたいという意識がある
- 飲み会では大きな志や取り組む姿勢に関しての話題になる
- 時にはお説教することも
- 計画はその通り行かなくても根性・忍耐で乗り切る
- メールのやり取りは誠実
- 演説が上手
- 誰かと共同作業をする際にはその人が信頼できる人物かどうかに関心がある
- デートの日では自身のこだわりのスポットやお店を選択することが多い
- 昔ながらの伝統の品や骨董品に関心がある
- 硬派
- 夢の話を語りだしたら止まらない
- 気高い
- 行動を起こす基準として「~する価値」があるかどうかを重要視
- 仕事では妥協しない
- 意識高い系
といった傾向があります。
HSPが苦手な人と接するための対策
①感情を察してくれない人
このタイプの人へ接するための対策は
- 「はい」、「いいえ」で答える質問に対しては「はい」、「いいえ」で答える
- 何かお願い事をする際には「○○してもらえないでしょうか?」などのように疑問形でお願いする
- 表情は無表情で話す
- 何かを伝える際には5W1Hを心掛ける
- 目的のわからない会話はしない
②オラオラ系の人/③急かしてくる人/④声が大きい人
このタイプの人へ接するための対策は
- 用件は端的に、要点を短く話す
- 何かお願い事をする際には「○○してください」などのように指示的にお願いする
- 頼まれたことはすぐに行動する。できない場合はすぐ断る。
- 堂々とした態度で接する
- 何か聞かれたら結論を話します
⑤注目を浴びる場面で発言を求めてくる人/⑥長時間拘束する人
このタイプの人へ接するための対策は
- 何かお願い事をする際には「○○してもらえないでしょうか?」などのように疑問形でお願いする
- 真面目で真剣な表情で話す
- 会話する際はやる気を前面に押し出した言葉の組み立てを意識
- 相手との信頼関係を失わない言動を心掛ける
- 聞かれた質問には正直に答える
嘘をついても洞察力 /観察力があるのですぐにばれます 。
どうしても苦手な人に対応できない場合
どうしても苦手な人に対応できない場合は距離を置くしかありません。
それは配置転換や休職、そして退職等によって環境を変えてください。
あなたにどうしても合わない場合はあなたが悪いのではなく環境があっていないということを強く念じてください。
理由はHSPは自分を責めてしまうからです。
最後に
今回HSPが苦手な人というテーマで記事を書きました。
HSPから観て少々一方的な内容になったかもしれません。
しかし相手もこちらを苦手としている可能性はあります。
今回はあくまでHSPの苦手な人の一例を挙げさせていただきました。
従って相手の人格を否定するものではありません。
お互いの性格を理解できる関係でいることが重要だと考えます。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
以上です。
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