HSPは葬式に行きたくないというのはあると思います。
亡くなられた方には申し訳ないですが、理由は簡単で人が多く集まるからです。
特に弔辞を依頼されるなんて場面を考えただけでも震え上がります。
どうしてもやらなければならないのであれば誰かに読み上げてもらうか録音したものを流して欲しいです。
できれば葬式に参加したくない
HSPは葬式というものにできるだけ参加したくありません。
参加しなくともお世話になった故人とのエピソードはよく思い出せます。
それはHSPは過去の記憶は忘れるどころか鮮明に思い出せるからです。
HSPには豊かな感受性と想像力があります。
記憶というのは過去の感情と紐づけて覚えると忘れにくいです。
なので故人との思い出はことある毎によみがえるのです。
それは誰かと話しているとき、TVのCMのとあるフレーズを聞いたとき、 故人にちなんだキーワードが出てきた瞬間、思い出すことがよくあるのです。
その時なつかしさと共に悲しかったとか嬉しかったとか、ちゃんと克明に思い出せます。
感受性は記憶と連動、想像力は連想と連動して他の人よりも記憶は鮮明です。
葬式に参加したくない理由
ではなぜそこまでして参加したくないのか
周囲の視線が気になるから
確かに自分はハリウッドスターでもないし、それほどあなたに注目してませんよというのは承知しています。
しかしながらどうしても周囲の目が気になってしまうのです。
沢山の人が来るから
その雰囲気だけで圧倒されてしまい、ストレスです。
どうにか自分だけ別室でことを済ますことはできないだろうかと思ってしまいます。
周囲に人がいるとそっちに気を取られてしまい故人との思い出を回想できないんです。
基本的に一人で居たい気持ちが勝ってしまう
よく誤解されがちですが、人に興味がないわけではありません。
しかし一人で居る方がなぜか安心するのです。
いっそインターネットを活用した葬式が当たり前にならないかと考えたりするほどです。
そうすれば遠隔で参加できて安心できます。
葬式に行くとこんなことがある
葬式に参加するともれなく付いてくる親戚との付き合いがあります。
HSPにとってこれがストレスになります。
さらに主催者側だといろいろと参列者に挨拶しなくてはならないので気が重くなります。
HSPにとって一番問題なのが弔辞の依頼が来たときです。
まだ依頼が来たわけではないのに依頼が来たらどうしようと先読みしてしまい不安になります。
私は長男なのでいつか来るこの場面に取り組まなくてはなりません。
会食の前後の挨拶も悩みの種です。
その場で紙に書いたものを読み上げることができればいいのですが、それでも緊張してうまく話せない可能性が高いです。
焼香をする順番も先頭はできれば避けたいです。
先陣をきって焼香の作法でやらかしてしまって目立つ恐れがあるからです。
かならず真ん中あたりに並んで先頭の方々がどのように焼香をするのかじっくり観察します。
あと喪服の作法がよくわからないので何が必要なのか調べるのが面倒です。
知(マイナス)の要素が強い内向性優位のHSPは着るものにこだわりがありません。
できれば普段の服装で済ませたいです。
正装をしなくてもいい葬式にならないかと思うこともあります。
正装をしないと故人があの世でいじめられたりするのでしょうか。
このようなルールもHSPにとってはどうも馴染めません。
このようなルールを非常に重んじる人は意(プラス)の人に多いです。
知(マイナス)に関してこちら
内向性優位のHSPに関してはこちら
意(プラス)に関してこちら
じゃあお前が死んだらどうするんだ
じゃあ、お前が死んだらどうするんだと言われるのは当然です。
人がいつ死ぬかは自殺する以外、誰にもわからないので私は事前に段取りをしておこうと考えています。
それくらいHSPは人に迷惑になる、世話になることに対して申し訳ないという気持ちがあります。
だから私は事前に相談しておいて、なるべく簡素な形で済ませて頂ければと考えています。
HSPは死ぬ時も目立ちたくありません。
どうせ死んだら目立つもへったくれもありませんが、これは一貫してぶれません。
参加者は1年もすればもう忘れている
もし葬式に参加しないことがあっても、ご理解を得たいところです。
これだけは言いたいですが故人に対して哀悼の意がないわけではありません。
ただ人が沢山いる場でうまく立ち回れないことを恐れているだけなんです。
HSPではない人には結局「そんなの気にしすぎ」でかたずけられてしまいます。
当人にとっては変えることのできない気質なのでいたって真面目です。
不謹慎に思われるかもしれませんが、葬式にはできれば行きたくないのが正直なところです。
これはHSPが一生向き合わなければならない関心ごとですが。
最後にHSPが意識する事として お葬式で相当な乱心をすることがなければ参加者は1年もすればもう忘れているということです。
HSPはこれを意識すればきっと生きづらさが軽減することでしょう。
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