HSPが会社勤めするには私は向いていない派の考え方です。
だから仕事を辞めたいなら辞めたほうがいいです。
相手に合わせて疲弊するより、まず自分の軸を確立することが先決です。
ただ辞めるなら少しばかり貯金はしておいた方がいいです。
半年くらい生活ができるくらいがいいでしょう。
HSPの人に限りませんが、辞めた後の不安感がとんでもないです。
そうやって一人になってじっくり考える時間と空間が必要です。
体勢が整ったら、自分の軸を確立する行動を始めるのです。
HSPが仕事辞めたいなら辞めても大丈夫
HSPのあなたは仕事辞めたいと毎日のように自分に問いかけているかもしれません。
HSPが仕事やめたい理由は
- 職場の人間や雰囲気が自分にあっていない
- 一人の時間や空間が確保されない
でしょう。
仕事やめて全然問題はありません。
仕事といっても会社を辞めるという意味です。
私は転職も繰り返していいという考えです。
履歴書が転職だらけになって印象が悪くなったとしても、天職が見つかればそっちの方が価値が高いです。
履歴書で落とすような会社は除外すればいいだけの話です。
HSPの割合は6%だと考えています。
そうすると非HSPは94%です。
会社の人間は圧倒的に非HSPで環境が合わない確率の方が高いのです。
その中であなたはこれまで生きてきたわけです。
非HSPはHSPに合わせようなんて考えていません。
HSPは仕事のやり方でうまく行かない人がほとんどです。
だとすれば自分が相手に合わせるしかないです。
ただ相手に合わせて生きていくのってしんどいです。
なのでここで仕事をいったん辞めてみませんか。
なので私は辞めました。全然大丈夫です。
悪かった体調がむしろが復活して次は何をしようかと考える余裕ができました。
HSPが仕事辞めたいなら辞めたほうがいい理由
疲弊するだけだから
環境があっていないのに続けるのは自分にも不利益だし会社にも不利益です。
あなたのパフォーマンスが発揮できる環境がどこかにあるはずです。
昔からHSPはいたわけで、全員が生きていけなかったら今頃HSPは絶滅しています。
そうやって先祖は生き残ってHSPはやってこれたのだから心配はいりません。
HSPには会社勤めが向かないから
ただし全てのHSPに当てはまりません。
がHSPのほとんどの人はそう感じているでしょう。
会社勤めが継続できているのは職場の人たちが優しい人で、一人の時間を確保できている場合に限ります。
このような条件が整っていれば会社勤めは可能です。
ただはっきり言ってその会社で働いてみないと自分にあうかどうかわかりません。
働いてみて合わなかったら辞めてもよくないですか。
自分にフィットしていない服を買ってしまったら、もうその服は着ませんよね。
その感覚でいいと思いますよ。
会社組織は非HSPで廻っているから
社会にはHSPは必要です。しかし会社組織は非HSPで廻っています。
明らかにHSPは会社組織にマッチする可能性は低いです。
非HSPが94%の割合だからです。
ただ一定の環境が整えばHSPに会社勤めは不可能でありません
その条件とは
- 一人の人間として受け入れてくれる環境がある
- 一人の時間空間が確保されている
です。
個人で動く方が会社組織で働くよりもストレスが少ないと考えます。
ただどんな仕事をするかは自分で行動して見つけなければなりません。
これが向いている向いていないは断定はできません。
傾向はあるかもしれませんがやってみなければわかりません。
HSPの私は考えた末、仕事を辞めました
8年勤めた会社を辞めました
2020年5月に8年勤めた会社を辞めました。
世間は新型コロナウィルス感染拡大防止の体制のなか、仕事がなくなったなんてニュースが聞こえてきます。
当然HSPに限らず先行きが不安なのはあります。
しかし体調がよくありませんでした。
毎朝2時とか4時に目が覚めてしまい、眠れなかったです。
冬なのに寝て起きたら足の裏には異常に汗をかく感覚がありました。
というのは当日のタスクの整理を朝10時の朝礼までにしなければいけないという気持ちからでした。
朝礼ではオンラインのミーティングシステムを活用しメンバーと共有します。
HSPの私にはこれが苦痛でしょうがなかったです。
朝礼では訓示のようなものを唱和する必要がありました。
HSPの私はこの唱和にモチベーションを感じません。
むしろ軍隊の訓練のような感覚を覚え、その時間を仕事に割いた方がいいのではないかと感じました。
一日のミーティングが2回に増えました。
そのたびに自分のタスクの進捗を報告する環境が合いませんでした。
HSPはタスクの進捗を逐一報告するのは苦手です。
計画通りタスクが進まないことは頻繁にあります。
やってみないとわからないからです。
自分のペースで進められなくなりストレスになりました。
引継ぎに2か月
辞めるタイミングを逃すと悪化すると考え、いよいよ社長に退職の意を伝えました。
私はその会社に8年勤めていました。
担当者が私一人という体制だったため、引継ぎに手間取りました。
しかし思い切って辞める期限を2か月先に設定しました。
はっきりいって完全に引き継げていないです。
何か問題があった場合は連絡を取るという約束をして辞めました。
でないと体が持たないと感じたからです。
新型コロナの影響で勤務スタイルが変わってしまった
当初リモートワーク/テレワーク/在宅勤務というスタイルに様々なメリットを感じていました。
ところがデメリットもありました。
- ミーティングの回数が増加
- 常に管理されている感覚
- ミーティングシステムにオンラインでなければならない雰囲気がある
といった具合にストレスが逆に増えてしまったのです。
これは別記事にまとめました。
HSPは仕事を辞めたら関係者に迷惑にならないか心配
相手の心配するより、あなたの方が大事です。
HSPはいざ辞めたいと思っても、
まだ辞めていないのに辞めた後を心配してしまって行動が起こせないです。
といった心配もあるでしょう。
それは起きてから心配しましょう。
絶対ではないですが、何も起きません。
HSPが不安に感じるのは次のようなことです。
- 自分が辞めたあと職場の人に迷惑がかかる
- 忙しい時期に辞めるのは気が引ける
- 退職を告げるのは気が引ける
自分が辞めたあと職場の人に迷惑がかかる
あなたの代わりはいくらでもいる。
HSPはこう告げられたら傷つきます。
ところが日本の総理大臣もいくらでも候補者はいるのと同様で、
あなたの代わりを担ってくれる人材は探せばいます。
辞めたい気持ちの方が強いなら、むしろ何を言われても関係ありません。
仕事を辞められるからです。
ここで心が揺らいでいるなら、あなたは辞めたいと本気で思っていません。
会社は利益を生み出す組織です。
あなたが疲弊してパフォーマンスが落ちていることで会社にとっても不利益になってしまいます。
決断しましょう。
忙しい時期に辞めるのは気が引ける
業務負荷が高いのはあなたのせいでしょうか。
一度相談して改善されないのであれば、休職か退職です。
休職中もHSPは不安でたまりません。
休んでいる間に同僚の負荷が高くなってはいないかと気にしてしまうからです。
もしくは同僚からどう思われているか気にしてしまうからです。
そうなるくらいならむしろスパッと辞めてしまった方がいいです。
心配事や悩みはいったんリセットです。
退職を告げるのは気が引ける
私は社長に退職の意向を伝えるのは気が重かったです。
相談の時間と場所を約束する電話をするだけでも気が重かったです。
そして何より退職の意向を伝えるその空間が何よりも重苦しかったです。
声が震えて平常心を保てませんでした
しかし告げた後は気持ちがスッキリしたのをいまでも覚えています。
ところが社長は冗談だと受け取っていたようです。
私が本気だということを念を押すためにこの日に辞めますと期限を設けました。
やっと安心できました。
HSPはこんなことも気になっているかもしれません。
どうしても退職の意志を伝えることができません
これに関しては退職代行を活用することも検討してください。
退職代行サービスのNEXT ※相談は無料です。
自分の口から伝えなくてもいいんです。
それは人事部や上司からの印象はよくないかもしれません。
しかし1年もすればそんなこと覚えていません。
相手も忙しいです。
自分からなかなか相手に意志を伝えるのが苦手なHSP。
ところが体では異常をいち早く察知しているのに自分に嘘をついてまでみんなの期待に応えようとします。
素晴らしいことです。
しかしそんな状況永く続きますか?
会社の環境や事情が変わらない限り続きません。
異常が体に出てき始めてしまったら休職するか退職を検討した方がいいです。
いったんリセットして自分の気持ちを再確認してください。
一人になってじっくり考えてみるのです。
失うものもありますが、得られることもあるはずです。
新卒で3年は辞められません
新卒の3年は永いです。
転職を考慮しての考え方だと思います。
これっていったいなんの基準なのでしょうか。
経営者もしくは人事部が考えた辞めさせないための都合のいい基準ではないでしょうか。
私も確かに新卒で入社した会社には3年在籍しました。
大事なことは3年ではないと考えます。
我慢したことによって自分にあった仕事(天職)が見つかるチャンスを見逃したら、そっちの方が損害です。
新卒の時期って仕事覚えるのも大事ですけど、自分に向いたものって何だろうか見つける期間だと思います。
それは働いてみないと見つからない場合もありますし、辞めて次のステージに行くことで見つかることもあります。
HSPが仕事辞めたいなら辞めても問題はない
一時は会社の人間に嫌な顔をされるかもしれません。
しかしHSPであるあなたがモチベーションが下がった状態で働くのは自分と会社に不利益でしかありません。
こんな状態で働いても永く続くわけがありません。
あなたが体調を崩して休んでも案外会社は回ります。
私の場合は休職中に仕事を頼まれてやりました。
担当者が複数人いる職場だったら何とかなります。
逆に担当者が私しかいない職場だと休職中も仕事する必要が出てきます。
それは会社の体制としてどうかなと思います。
2020年5月に仕事やめましたが、そのあと何かあったかというと別に何もありません。
だから安心して仕事を辞めて大丈夫です。
ただしある程度の蓄えは必要です。
でないと不安ばかりでじっくり自分と向き合うことは難しくなります。
気持ちが収まってやる気が復活してきたら自分がやりたかったことに挑戦してみてください。
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