HSPの仕事

HSPの人たちのブログなどを読んでいると多くのひとが会社勤めで疲れているようです。それは社内外の人間がたくさん絡む機会が多くて疲れてしまうのだと考えます。これはHSPだけに限った話ではないでしょうが、HSPの場合多くの情報が飛び交うと余計に疲れるからです。その原因はやはり一人の時間を確保できないことに尽きると考えます。 一人の時間に集中したいのに感受性が豊かなものだから、ついつい他の情報が気になってしまいます。これでは本来の業務に集中する前にエネルギーをロスして無駄になってしまいます。

HSPが天職を見つけるためには重要な要素が一つあります。それは一人で完結できる仕事を見つけることです。HSPで天職が見つからないのは沢山の人がいる会社で働くから失敗するのです。これはHSPが持つある要素がうまくいかない原因だと私は考えます。理解のある人が周囲にいれば問題ないですが、HSPではない人にとってはそんなこと関係ありません。

HSPの退職理由としては次が考えられるのではないでしょうか ・人間関係がよくない ・基本的に人と関わるのは苦手 ・マネジメント側に立場が変わった ・常に注目を浴びる環境にいるから

私がセミナーに参加して営業職をしている方に会ったことがあります。 私はその方に営業の仕事は自分にあっていますかと質問したかったのですが、 初対面だったのもあって聞けませんでした。 しかし営業職で収入を得ているHSPもいることは事実です。 しかし私の考えはHSPが営業職に向いているとは思えません。

内向性優位のＨＳＰにはプログラマが向いています。 その理由は一人で黙々と作業を継続できるからです。 ただしＳＥには向いていないかもしれません。 それは多数の人間が絡み合う環境になりがちだからです。 ようするにリーダー的立場に置かれる確率が増すからです。

HSPの私は過去に20代のころ、 仕事で怒られたり、戦力とみなされない態度をとられた経験がありました。 確かに自覚はありました。理由は主体性がないからです。 協調性はあるのですが、いろんな人とコミュニケーションをとることが苦手です。 ですのでHSPはたくさんの人間がかかわるプロジェクトにはあまり向いていませんでした。

HSPは人に思いやりがあり、定期的に一人になりたくなるので人のお世話をしつつ一人で作業できる仕事がいいです。そういった条件で収入を得られるなら一番理想なはずです。

複雑なＨＳＰ これは何が言いたいかというと子供や患者さんを見守りたいといった気持ちが非常に強い一方で、 一人にもなりたくなる性格だからです。 この一人になりたくなるというＨＳＰの特徴が 時々職務遂行する上でブレーキの役割を果たすことがあります。