HSPは人から嫌われることに対して恐れがあります。
これはHSPが人に優しいということの裏返しでもあります。
感受性が豊かゆえにそれが 裏目に出てくることがあります。
人から嫌われないことは HSPが平穏に暮らすことでもあります。
HSPはトラブルのない生活を送りたいと常に願っていると考えます。
ところが人から好かれようとすると思わぬトラブルが発生することがあります。
相手を喜ばせようとするがゆえにやりたくもないことをしてしまっている可能性がありませんか。
ここに迷いが生じます。
やりたいことなら何も問題がありません。
気が進まないものに相手が喜ぶからと言って引き受けるのは 必ずしもよい結末を迎えるとは限りません。
むしろ相手を喜ばすどころか 逆の結果になるかもしれません。
それはHSPがもつ後悔の念です。
後悔はなかなか消えません。
こういった後悔をある一定の タイミングで思い出したりします。
後悔するとかなりの確率で相手が悪いどころか自分が悪いのではないかと責めてしまっていると考えます。
自分を責めることはHSPの本来の才能に蓋をしてしまいます。
こうなるくらいなら人から嫌われてしまった方がまだダメージが少ないように思えます。
もう好かれようとしなくていいんです。
疲れたでしょう。
あなたはもうこれまで頑張ってきたんです。
自分を褒めてあげてください。
相手がどのように感じているのか 気にしなくていいのです。
気が楽になります。
あなたが相手を気にせず やりたかったことやればいいんです。
HSPの人から嫌われたくないは役に立っている
HSPの人から嫌われたくない気持ちは人とうまくやっていくのに大事な潤滑油となります。
しかし使い方を誤ると結局自分にダメージが 返ってくることもあります。
時にはキッパリと断って自分を責めないよう自身を守ることが大事です。
自分を責めて自己肯定感を下げてしまうからです。
そうならないようあえてキッパリお断りすることが大事です。
あなたの才能は 自分を責めるためにあるわけではありません。
ダメージを受けるなら最小限にしてあなたの好きなことをやった方が自分のためになります。
HSPは人から嫌われることも大事な理由
すべての人があなたのことを好きになってくれるわけではないからです。
好きになってくれなくとも好かれようと努力するその姿はHSPの才能の一つです。
感受性が高く相手に優しく接することを大切にしているHSP。
この優しさがあるから災害の多い日本で 困っている人を支えあいみんなが協力して生き延びてきたのだと考えます。
相手に何かを与える。
この精神が人々の役に立っているのです。
人に優しく接するこの才能は大事にしてください。
しかしどんなに優しく接しても拒否や拒絶されることが どうしてもあります。
それは仕方がありません。
むしろ心配なのはHSPが自分を責めてしまう仕組みを生まれながらに備えていることが問題です。
HSPは自分を責めてしまうのです。
HSPではない人は相手を責めます。
この違いが問題なのです。
自分だけが損してます。
これは自分に与えるダメージが大きいです。
下手すると復帰できなくなります。
HSPが平穏に暮らすためにはまずは自分を守らなくては なりません。
HSPは自分を責めてしまいます。
まさに自己犠牲です。
下手をすると自ら命を絶ってしまう確率が高いのです。
そうなってしまってはHSPの才能を発揮することができません。
こちらが良かれと思って優しく接しても相手からいい反応が 返ってくるとは限らないのです。
批判や拒絶はHSPはできるだけさけてください。
ただでさえ感受性が高いのに自分を責めてしまっては 元も子もありません。
相手に悪いからといって気が乗らないことはできるだけ避けてください。
HSPは周囲の目が気になるので これは甘えだと自分を責めやすいです。
相手に悪いからといって気が進まないことを引き受けるのはあとで罪悪感が待っています。
こちらの方がダメージが大きいです。 最初から断ってしまった方がダメージは少ないです。
むしろ人から嫌われることはあえてすることは少ないHSP。
だったら人から少し嫌われるくらいがちょうどいいと考えます。 あとHSPはそんなに嫌われません。
自分が嫌われていると思い込んでいるだけです。
たとえ相手から嫌われたとしてもこれから一生付き合っていくわけではありません。
いつかはそんな人とのお別れのときが来ます。
付き合いがなくなれば嫌われたと感じても 記憶なんて薄れていくだけです。
相手も自分のことで精いっぱいだからです。
それよりも自分のやりたいことに集中しましょう。
HSPが人から嫌われまいとやりがちな場面
HSPが人から嫌われまいと やりがちな場面があります。
買いたくもないものを買う
HSPによくあるケース。
電話がかかってきても出ないことが多いでしょうが、
街で歩いていて声をかけられたり すると立ち止まって相手に悪いなと思って つい話を聞いてしまう場面があります。
相手に悪いからといって 買いたくもないものを契約してしまい あとで後悔するケースです。
特に大学生の時期には 就活という一大イベントが あります。
HSPはコミュニケーションに自信があまりないのでこういった悩みにフォーカス したセミナーの誘いを 受けることがあります。
私はコミュニケーションに 悩みがあったため、あまり買いたくもないのに契約してしまったことがありました。
内容自体は悪くはなかったのですが、知らない人と一緒に受けるセミナー には正直言って 参加したくはありませんでした。
しかし当時悩んでいたので 契約してしまった 苦い思い出があります。
いま思えばとても後悔しました。 うん十万とする内容だったからです。
飲み会などの誘いを受ける
相手に悪いからといって 飲み会に参加しますと言ってしまうケースです。
HSPなら誰しも経験したことがあると思います。
当日になると行きたくなくなる症状がでます。
参加したらしたで やっぱり楽しくないわけです。
周りの人は和気あいあいと トークに花を咲かせて楽しんでいます。
こちらは一人でいたほうが居心地はいいのに、わかっているのに安請け合いをしてしまいました。
帰ってからまた なんでこんなことしているんだ と後悔の念です。
こんなことを繰り返していると 自分を責めて自己肯定感を さらに下げてしまいます。
気が乗らない仕事を依頼される
私がシステム開発の仕事をしていて営業担当からこれやってくれないかと仕事を依頼されました。
しかし気が乗りません。
顧客の要望が少々難易度が高くて これをやりますと言ってしまうと開発した後、保守するのに かなり負荷のかかる内容でした
結局その依頼は受けました。
しかし不安が的中して当時の開発担当者は私だけだったこともあり、当然保守することになりました。
結局、開発はしましたがそのあとプロジェクト自体が縮小しました。
あの時断っておけば、こんなことに ならなくて済んだのにと後悔です。
退職したいと告げても引き止められる
これは私の例ではないですが、 退職の意向を示したら 担当者がいないからと引き止められるケースです。
世の中にはこいつは気が弱いから引き延ばしたらなんとかなるだろうと 思っている人もいます。
こんな場面でも、きっぱりと断らないと ズルズル引き延ばされて頼みを受けてしまいがちです。
結局、継続して働いて案の定体調を崩しました。
こんな場合、相手に 気に入られる必要はありません。
自分の体の方が大事です。
甘えているのではないかと自分を責めてはいけません。
HSPが人から嫌われる場合もあります
HSPが人から嫌われる場合もあります。
ただHSPだからという理由と考えない方がいいかもしれません。
HSPでなくても人から嫌われる、受け容れてもらえないことがあります。
人間は多種多様で性格が合わないことの方が多いと考えます。
自分と性格が合う人が 見つかるのは幸運なことです。
いままで生きてきて すべての人に好かれることは 不可能だったはずです。
しかしすべての人から嫌われることもなかったはずです。
これは生きている以上避けられません。
みんなが同じ性格だったら人間は絶滅していたかもしれません。
HSPはひょっとしたら、これまで何度もあった絶滅の危機をネガティブな性格で乗り越えてきた 可能性もあります。
よかれと思って優しいことばをかけたのに相手が受け入れてくれないことは当然のごとくある。
だから好かれようとすると自分へのダメージが より大きくなる場合があります。
いかに自分に正直に生きられるかが理想
HSPは 人目を気にせず、いかに自分に 正直に生きられるかが理想です。
ただ気になってしまうんですよね。
いきなり嫌われるのはちょっとどうかなと思うと考えるでしょう。
まずは身近なところから初めてみてはどうでしょうか。
次第に「あれ?大丈夫かも」 ってなると思います。
今回は HSPの良さである感受性を あえて弱めるような話を書きました。
ちょっと皮肉な話です。
せっかくのHSPの才能を弱める話になっているからです。
でも感受性が強すぎるがゆえにうまくいっていないのだとしたら弱める必要も検討しなければなりません。
自分ばかり我慢していたら、 相手に優しくなんかできません。
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