(1) HSPが異性の方が話しやすいのはなぜ?
—(2)同性間だと話しにくい理由は?
—(3)私は同性の方が話しやすいけど・・・
この疑問に答えます。
- (1)HSPの異性の方が話しやすい理由
- (2)同性間のマウントの取り合いでHSPは疲弊
- (3)HSP女性は異性の方が話しやすくないのでは
実はHSPの異性の方が話しやすい理由は感受性(共感性)が共通しているからです。
HSPは感受性と内向性が強くあらわれた人です。
この二つの性格のうち、感受性が強いと女性の方が話しやすい場合があります。
なぜなら女性に感受性が強い人が多いからです。
結論、HSPの異性の方が話しやすい理由は、感受性の強さ。
感受性は、優しい、相手を気遣う、ミスをしても責めないなどの性格が共通しているからです。
会話の内容よりも、しぐさや雰囲気が相手を包み込むように安心感を与えていることが考えられます。
本記事を読むことで、HSPの異性の方が話しやすい理由がわかります。
私は内向型HSPの当事者として、40年以上すごしてきました。
そして、交流分析という心理理論を学び、
HSPについて生きづらさを軽減するための情報を発信しています。
幼少期に自分に刷り込んだある禁止事項が、HSPの性格を形成し
生きづらさを生み出していることを知りました。
交流分析では人の性格を人生脚本で表現します。
HSPは6つある脚本のうち、2つを多用します。
この2つの脚本を多用するため、
HSPで生きづらいと感じる場面が多くなります。
電子書籍「あなたがHSPに生まれた理由」をリリースしました。
HSPの異性の方が話しやすい理由
過去にこんなポストをしたことがあります。
私は女性ではないので、HSP男性側の視点に限定します。
異性の方が話しやすい理由は、感受性(共感性)がお互い高いからです。
(HSP男性の場合)
- ①女性に感受性の強い人が多いから
- ②男性に感受性の強い人が多くないから
①女性に感受性の強い人が多いから
感受性の強い性格は女性に多いです。HSPは内向性と感受性の強い人です。
HSPで異性の方が話しやすい理由は、感受性の強さが共通しているからです。
感受性の強さは、優しい、相手を気遣う、包容力があるなどの性格にあらわれます。
もちろん会話していても、これらの性格があらわれます。つまり話しやすいんです。
受付の担当が女性だと安心する
これはHSP男性あるあるかもしれません。
飲食店や市役所の受付窓口に男性がいると、何か不安な気持ちがでてきます。
なぜなら、「早く注文決めてくれよ」といった圧力を感じることがあるからです。
その分、受付の窓口が女性だと安心することがあります。
こちらが迷っていても最後まで待ってくれるし、粗相をしても責めたりする態度がないからです。
女性の中には、男性のような性格の人もいるので必ずではないです。
②男性に感受性の強い人が多くないから
女性に対して、男性は感受性の強い人は多くないです。
感受性が強くない人と一緒にいると、こんなことになるかもしれません。
- 体育会系のノリが合わない
- 下ネタ全開のテンションで近寄られる
体育会系のノリが合わない
学生時代を経験してきたHSPが必ず通る道でしょう。部活でスポーツをしていると、必ずセットでついてくるあのノリです。
私はサッカーや野球をやっていたので、ヤジが飛んでくるのが当たり前な状況が苦手でした。
ヤジは本人に檄を飛ばす意味があるのでしょう。
しかしHSPにとっては、こちらを責めているように感じるんですよね。
下ネタ全開のテンションで近寄られる
これもなかったでしょうか。特に男子校を経験すると、下ネタがバンバン飛び交います。
HSPで経験豊富なケースは稀でしょう。そこに目をつけて、どんな反応をするのか楽しむ輩がクラスに一人や二人いませんでしたか。
HSPであっても表にださないだけで、下ネタに関心がないというのは健全ではありません。
正直な気持ちを、こちらに吐き出させようとするあのテンションで近寄られると同性と話しにくくなります。
女性に感受性が強い人が多いということは、HSPに男女の偏りがあるのでは。
と疑問に思うかもしれません。その通りです。私はHSPの男女比50:50に違和感をもっています。
そんなきれいに分かれたら神がサイコロを振っているか、HSPチェックリストを見直さなければなりません。
権威のある人が言ったからといって、それを鵜呑みにするのは疑問に思います。
それとも私の感覚がおかしいのでしょうか。
この件については、HSPの男性の特徴、HSPの割合でも言及しています。
HSPの異性の方が話しやすい理由は、感受性の強さ。感受性は、優しい、相手を気遣う、ミスをしても責めないなどの性格が共通しているからです。
会話の内容よりも、しぐさや雰囲気が相手を包み込むように安心感を与えていることが考えられます。
同性間のマウントの取り合いでHSPは疲弊
特にHSPは同性同年代の場合、利害関係が競合しやすいと考えています。
お互いマウントの取り合いに発展して、疲れることが挙げられます。
例えば、学業、仕事、恋愛面においてライバルとして競争関係になりやすいです。
あとスポーツをやっている人は、常に勝ち負けにさらされるということです。
地球は物質主義で弱肉強食。日本は資本主義、会社で働くと勝ち負けの連続です。
収入を得るためには勝ち負けの世界を潜り抜けなくてはいけません。
なぜ、HSPはマウントや勝ち負けに疲弊するのか気になりますよね。
実はHSPがもつ内向性には「成功してはいけない」禁止令があります。
勝ち負けの感情にさらされると、相手に成功を譲りたくなることありませんでしたか。
これは幼少期に成功体験を親にアピールしたけれど、期待するリアクションが得られなかった場面に直面しているからかもしれません。
交流分析では禁止令と呼ばれる無意識の思い込みです。大人になっても成功することを避けるようになると言われています。
つまり、自分が有能であることに触れたくないのです。
この感情に触れ続けると、最終的に引きこもり、自分一人の内面世界に避難する特徴があります。
生きづらいです。
男性と女性の異性間では利害関係が競合しないケースとして、女性は男性から異性として見られたい意識(恋愛関係)があります。
男性に対して勝ち負けのライバルになる場面は少ないのではないでしょうか。
女性にとって生き残りに関わる問題だからです。
どうでもいい男性なら、利害関係以前にそもそも眼中にないでしょう。
- バチェラー、バチェロレッテ
- 腕を組んでいる写真への違和感
- 誇大広告に冷める
- 違う年代で異性だと利害関係が競合しにくい
具体例を見ていきます。
「成功してはいけない」に抵触する例
バチェラー、バチェロレッテ
何かの呪文を唱えているのかと感じたかもしれません。
これは、Amazonプライムビデオで配信されている番組です。日本では「バチェラー・ジャパン」と呼ばれています。
簡単に説明しますと、一人のステータスのある男性(バチェラー)または女性(バチェロレッテ)を複数の異性が相手を押しのけて奪い合う様子を楽しむ番組です。
見る分には楽しめるかもしれません。しかし、自分が出演することを考えると競争から逃げたくなりませんか。
ライバルがたくさんいる中で、自分だけが勝ちぬかなくてはならないのです。
腕を組んでいる写真への違和感
さきほど、HSPの内向性は有能感に触れたくない話をしました。
例えば、あなたは腕を組んでいる写真に違和感をもたないでしょうか。
腕を組むことは、成功している様子を印象付けます。
他にもクイズ番組で正解した際の、解答者のドヤ顔も受け容れられないでしょう。
実は「成功してはいけない」は日常生活であなたを縛っているのです。
これは思い込みの一種です。
誇大広告に冷める
「この歯磨き粉を買うと、歯が真っ白になります!」の広告を目にすることがあると思います。
しかし買ってみたら全然歯が白くならなくて、ダマされたなんてことありませんでしたか。「今から30分以内に注文すれば、さらにもう1個無料でサービスします。」
異常なまでに成功感を演出して買わせようとする誇大広告をみると、
ますます「成功してはいけない」が強化され構えてしまいます。
「成功してはいけない」に抵触しない例
違う年代で異性だと利害関係が競合しにくい
同じ年代だと、興味関心も近いためお互いがライバルになりやすいです。
小さい子だったり、定年退職したご年配のかたなら利害関係がほぼ競合しません。
「成功してはいけない」に抵触することが少ないと言えます。
相手から妙なプレッシャーや勝ち負けの感情を味わうことがありません。
なので異性の方が話しやすいのではないでしょうか。
同年代で同性だと、利害関係が競合する
→競争関係(ライバル)になる
→勝ち負けの感情によるストレス
→話しにくい
違う年代や異性だと、利害関係が競合しない
→「成功してはいけない」に抵触しない
→ストレスが少ない
→話しやすい
HSP女性は異性の方が話しやすくないのでは
男性HSPの視点で異性の方が話やすい理由をお伝えしました。
とはいえ、HSPの男性は、女性にかなり気を遣いませんか。
HSP女性が異性の方が話しやすいのはHSS型のケースではないかと思います。
なぜならプライベートでは女性は男性に対してものすごく警戒しているという点です。
男性は危険な生き物であるということは理解しています。
浮気はするし、犯罪をする人は女性より男性が多いということも理解しているつもりです。
(犯罪者に男性が多いのは情プラスが一番の理由なのですが、今回は深く取り上げません。)
一部の影響で、男性は危険な存在だと認知されるとHSPの男性は肩身の狭い思いをします。
HSPである私には、そんな勇気はないです。波風たてないのがモットーですから。
HSP女性は異性の方が話しやすくないのではと感じるケースを挙げます。
HSP女性が男性を警戒する一例
男性が怖い存在だと感じる理由の一つに、HSPに言及した辛酸なめ子さんは、「池松江美」名義で、半自叙伝「男性不信」という本をだしています。
男にいやらしい気持ちを抱かせないよう、スキを見せないよう、私は常に細心の注意を払っています。
池松江美. 男性不信 . 太田出版. Kindle 版.
この一例だけを切り取って、女性の警戒心を表現するのはお叱りをうけるかもしれません。
しかし、ここまで男性に警戒する人がいると、もう近づけません。
私は、気を遣いすぎて夜しか眠れません。
HSPのお茶会で女性同士かたまる
以前、内向型HSPの私はHSPのお茶会にいったら異性と話しやすいのか検証したことがあります。
結果は、話しやすくありませんでした。主催者の男性1名と私で男性2名。残り5名が女性でした。お互い初対面で、利害関係は競合しないはずです。
ところが、女性は女性同士でかたまって会話することが多い印象です。みんな自分が発言した内容で、場がしらけるのを恐れる事情があることは理解しているつもりです。
私のトークは気が利いていませんでしたし、リアクションが返しにくかったのかもしれません。
自宅と離れた場所を指定される
過去にデートの終わりに車で女性を送ったら、自宅とかなり離れたところを指定されたことがありました。
自分が警戒されていたことに傷つきました。問題はその距離感です。あとで判明したのですけど、1kmくらい離れていたんです。
「だったら最初っからデートするなよ。」って気分です。
ただ、自分が女性の立場を考えると、申し訳ないと思えます。
よく知らない異性に自宅が特定されたら誰でも不安になるからです。
女性の後ろを歩いたら警戒される
女性の後ろを何気なく歩いていたら警戒されたことがありました。
確かに歩く速度は速かったかもしれません。だけどその女性は、後ろを振り返ることなく急に走り出して、わたしとの間隔を開けてきたんですね。
こちらを振り返って確認して、不審な人間だと判断されてからの方がまだマシです。私はその日はずっとモヤモヤしていました。
もともと急いでいるなら、最初から走るじゃないですか。それ以来、私は気をつけています。歩くスピードや距離感に。
こんなことをしていたら疲れるし、生きづらいですよね。今は疲れるので、やっていません。
私が敏感なだけかもしれません。私の経験上、HSSの要素が強い女性は、そのへんオープンでした。
そもそもHSPといってもいろんな人がいるわけで、今回のケースだけで決めつけるつもりは毛頭ありません。
フォーマルな環境では、男性HSPの立場からすると異性の方が話やすい。
プライベートでは、女性は警戒心が強いので話しやすいかはケースバイケースと言えそうです。
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