(1)HSPを公表した芸能人
が嘘なのでは
(2)芸能人がHSPを公表する
メリットは?
(3)自称HSPの芸能人が
いるような気が・・・
こういった疑問に答えます。
- HSPの芸能人が嘘ではと思う理由
- なぜ芸能人がHSPを公表するのか
- 自称HSPの芸能人が量産される背景
結論、自称HSPが嘘ではと思う芸能人は目次をご覧ください。
私は内向型HSPの当事者として、40年以上すごしてきました。
そして、交流分析という心理理論を学び、
HSPについて生きづらさを軽減するための情報を発信しています。
幼少期に自分に刷り込んだある禁止事項が、HSPの性格を形成し
生きづらさを生み出していることを知りました。
交流分析では人の性格を人生脚本で表現します。
HSPは6つある脚本のうち、2つを多用します。
この2つの脚本を多用するため、
HSPで生きづらいと感じる場面が多くなります。
2024年6月に電子書籍「あなたがHSPに生まれた理由」をAmazonでリリースしました。
自称HSPの芸能人が嘘ではと思う理由
HSPを公言している芸能人が嘘ではと思うことがあります。
それは次の芸能人です。
- 田村淳さん
- ベッキーさん
その理由は、HSPの生きづらさを象徴する内向性がまったく見られないからです。
次のふたつの特徴が強くあらわれているかが重要だと考えています。
- 内向性:
自分が目立つことで誰かの気分を害することを恐れる - 感受性:
怒りに触れてはいけないため相手を喜ばせようとする
特に嘘ではと思う芸能人の2人に
HSPの内向性の特徴がみられない点です。
これが、HSPが嘘かもしれないと思う最大の理由です。
この理由は以前にHSPが芸能人に向いていない理由3選でも取り上げました。
あと内向性が強いと炎上することは、滅多にありません。
幼少期に「目立ってはいけない」禁止事項を自分に課しているからです。
炎上するとしたらHSS要素が強いケースが考えられます。
- 好き嫌いが激しい
- 相手の気を惹くのがうまい
- 飽きやすいがハマると物凄い集中力
- 過激な言動で炎上することがある
私はHSS型HSPだけど、目立ちたくないです。という意見もあるかもしれません。
それは目立つことを嫌いととらえているか、HSPの感受性と内向性が目立たないよう支えているからです。
HSPの芸能人が嘘ではと思う具体例をみていきます。
①田村淳さん
田村淳さん(ロンドンブーツ1号2号)は、X(旧Twitter)で、HSPをについて発言をしています。
この動画でカウンセラーの武田友紀さんから、「HSPですね」と指摘されたことにも触れています。
HSPだと思ったきっかけとして、「潔癖症」を挙げられています。
HSPの感受性では、その特徴があらわれることはあります。しかし、潔癖症がHSPの特徴としては弱いとみています。
なぜなら、HSPの内向性では風呂に入るのが面倒くさい人もいるからです。
- (1)内向性の特徴がない
- (2)感受性の特徴がない
(1)内向性の特徴がない
警察官と口論した過去
田村淳さんは2012年の10月、プライベートでライブ配信をしていたところ、駐車違反を取り締まられたことがあります。
駐車違反に納得がいかなかった田村さんは、警察官と口論になったことがあります。
警官から「テレビに出られている方ですからね、周りの目があるので……」と言われると、職業差別だと警官に対し怒声を浴びせる騒動に発展しました。
HSPの内向性は、自分の主張を強く言えないです。ましてや自分に非があって、相手の気分を害したとなると自分から折れる選択をします。
HSPは言い返せないことが多いです。この点については、過去になぜHSPは言い返せないのかでも解説しました。
(2)感受性の特徴がない
「けんか」が起きそうな番組で司会
田村淳さんは以前、ロンドンハーツという番組の企画で
「格付けしあう〇〇たち(格付けシリーズ)」の司会をされていたことがあります。
これは出演者同士があるテーマに対して、誰だれは何位。私はそれよりも上。といったようにマウントを取り合う番組構成です。
HSPは、出演者同士が「けんか」になりそうなシーンは苦手です。
たとえ誰かと誰かが対立する演出だったとしても、その場にいたくないはずです。
ましてや出演者同士で格付けする。誰かが勝って誰かが負けるという演出は、仕事であっても長くはもたないと見ています。
ただし、HSS型HSPのHSSの特徴があるのは認められます。そのほかにHSPの特徴である、①内向性と②感受性の特徴が全くみられないです。
以上の理由から、田村淳さんがHSPであることは「嘘」だと感じます。
②ベッキーさん
ベッキー(結婚前の本名:レベッカ・英里・レイボーン)さんは、タレント(俳優、歌手)で、YouTuberとしても活動されています。
HSPだと公表したのは、次のポストが有名です。
彼女のHSPが嘘ではないかと感じる理由は2つあります。
- (1)不倫騒動が発覚
- (2)元気の押し売り
(1)不倫騒動が発覚
「ゲスの極み乙女。」のボーカル川谷絵音さんとの不倫疑惑が2016年1月に報じられたことです。
当時川谷絵音さんは、アマチュア時代から支えてくれていた一般女性と結婚していたようです。
つまり、既婚者である川谷絵音さんと出身地である長崎に”極秘婚前旅行”をしたことから不倫なのではと騒動に発展しました。
HSPには、(内向性)自分が目立つことを避けたい、(感受性)相手を喜ばせようとする特徴があります。
仮に恋愛モードで周りが見えない状態だったとしても、内向性要素が騒動を避けるだろうというのが私の見立てです。
不倫をにおわす、LINEのやり取りなど
(2)元気の押し売り
以前アメトークという番組で、有吉弘行さんが出演した芸能人に対して「あだ名」を付けるコーナーが人気を博しました。
その回で有吉弘行さんがベッキーに「元気の押し売り」という「あだ名」をつけた回がありました。(3分25秒付近)
HSPの内向的成分では「誰かに押し売り」することはありません。逆に元気をもらいたいぐらいです。
HSPは自分の本心を簡単に誰かに打ち明けることは苦手です。思慮深く、自分が目立って相手の気分を害することを何よりも気にします。
仕事と割り切って自分が強くなることで、元気を装うこともできます。元気を装うためには、定期的に一人の時間が必要です。
つまり、いずれ耐えられず疲れてしまいます。
以前にHSPを公表(カミングアウト)した女性芸能人でHSPの女性芸能人を挙げました。
少し彼女らとイメージが乖離していることも「嘘」ではと思えます。
以上2つの理由から、ベッキーさんがHSPなのは「嘘」と感じる理由です。
ちょっと待って、ベッキーさんは外向性の特性があるHSPなのではという意見もあるかもしれません。
以下の画像の様に、内向性がTOP3に存在しているはずです。
仮にHSS型としても、次の2つのパターンに該当するはずです。違いは緑とピンクが入れ替わっただけです。
それでもベッキーさん内向的な側面が感じられません。
以上自称HSPの芸能人が嘘ではないかと思う理由でした。
なぜ芸能人がHSPを公表するのか
芸能人がHSPを公表する理由は、周囲の理解を得られるからだと考えられます。
- 周囲の理解を得る
- ブームにのり話題性を高める
- HSPのPRを頼まれた
長期的にみてデメリットならHSPを公表しないはずです。
芸能人は芸能プロダクションに所属していて、タレントのイメージはとても重要です。(一部を除く)
一時的にデメリットでも、長期的に案件を獲得できる場合は公表する可能性はあるでしょう。
芸能プロダクションに所属しないと仕事を獲得するのが難しいし、HSPだと勝手に公表すると、スポンサーや関係各所に影響がでます。
公表することで、期待するメリットがあるはずです。例えば、
- HSPの認知度があがる
- HSP関連の仕事がくる可能性がある
- HSPのファンを得られる
- これまで得ていた仕事が
減る可能性がある - HSPとのイメージが一致しないと
逆効果(嘘だと思われることも)
などが挙げられます。
ほとんどが、HSPと公表するのは周囲の理解を得るためだと考えられます。
ここまでのまとめ
芸能人がHSPを公表するのは、周囲の理解を得るため。しかし、タレントイメージによっては「嘘」だと思われることもある。
自称HSPの芸能人が量産される背景
自称HSPの芸能人が量産される背景にHSPのチェック方式が問題だと考えています。
HSPだけにフォーカスした「当てはまっている」、「当てはまらない」のチェック方式。これだと、HSPの気質でなくても、誰でもあてはまる場合があるからです。
HSP以外の気質も選択肢にあれば、HSPに該当する精度が高くなります。
上記の診断チェックはHSP以外の気質も選択肢に存在します。
嘘だと感じないHSPのパターン
内向性と感受性が隣り合っているとHSPが嘘だと感じません。ポイントは緑とピンクが隣り合って、TOP2を占めていることです。
内向性と感受性が長ければ長いほど生きづらさは強いと考えます。
その理由はHSPのトリセツで解説しています。
人生脚本の内向性と感受性はストレスを感じると「あなたはOK、わたしはOKでない」のふるまいを示します。つまり自分を責める傾向が強いことを「生きづらさ」の基準にしています。
非HSPはその逆で、「あなたはOKでない、私はOK」のふるまいを示します。非HSPは自分を責めるよりも、相手を責めやすいです。
嘘だと感じやすいHSPのパターン
非HSP以外の要素の後に、内向性と感受性が並ぶパターンです。
内向性(緑)と感受性(ピンク)が隣り合っていても、
HSPと無関係の人生脚本が1位に位置すると、
HSPっぽさが弱まって嘘だと感じやすいです。
類似の傾向は、この他に5パターン存在します。
HSPの基準をここまで拡張すれば、5人に1人の割合に近づきます。
ちょっと思い当たる芸能人もHSPと判定されるでしょう。
病院もHSPが病気であるようにPRする
○○クリニックなど医療機関のなかには「HSP専門」「HSP専門外来」「HSP専門カウンセリング」で患者として誘導しているケースもあります。
HSPは病気ではないので、医者も対処療法しかできないです。
医療機関が「HSP」と言えば、権威性があるので、信用されやすいことも嘘だと思える背景になっていると考えています。
病気と認定される「うつ」や「パニック障害」に寄せるしかないわけです。
私は過去「うつ」になって通院していますが、服薬で「うつ」には効果はありました。
結局、根本であるHSPの生きづらさは解消しませんでした。
HSPを訴えても精神論でしか対応してもらえません。
結局は本人がHSPの気質をコントロールするしか方法はないと考えています。
即効性はありませんが、禁止令に許可する方法があります。こちらです。
HSP診断の方法にHSPだけにフォーカスした質問しかないことが問題。その結果、自称HSPの芸能人を量産する。ここに自称HSPの芸能人が嘘だと感じてしまう背景があると考えています。
まとめ
ここまでのまとめです。
HSPを公表した芸能人が嘘ではと感じるのは、内向性と感受性の特徴がみられないから。
HSPを公表した芸能人は、TVからの印象でしかない。HSPとのイメージの乖離から「嘘」だと感じる。
HSPのチェック方法に、非HSPに該当する選択肢がない。誰でも当てはまることから、自称HSPが生まれると考えられる。
ここで取り上げなかった、他のHSPの有名人は以下の記事をご覧下さい。
今回の話のつづき、特にHSPと非HSPの違いをもっと詳しく知りたいかたは、「あなたがHSPに生まれた理由」をご覧ください。KindleUnlimited(読み放題サービス)なら無料で読むことができます。
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