これは私の主観です。
HSPには営業職は少々きついのではないかと考えています。
理由は常にノルマの達成に気をつけなければならないからです。
どんな状況であれ目標を達成しなければ、評価されないといった結果だけが求められる印象があるからです。
私は営業職を経験したことはありませんが、ひょっとしたら偏見なのかもしれません。
HSPで営業職をやっている人に出会ったことがある
私がとあるセミナーに参加して営業職をしている方に会ったことがあります。
私はその方に営業の仕事は自分にあっていますかと質問したかったのですが、
初対面だったのもあって聞けませんでした。
しかし営業職で収入を得ているHSPもいることは事実です。
しかし私の考えはHSPが営業職に向いているとは思えません。
向いているのは情（プラス）のタイプの人です。
私は営業職を経験したことはありませんが、HSPの人に営業職いかがでしょうかと問うてみたら8割くらいの人は敬遠するのではないかと思います。
その理由は
・ひっきりなしに電話がかかってきそう
・ノルマを達成するために少々強引なやり方をしなくてはならなそう
・相手と駆け引きする場面が沢山ありそう
ひっきりなしに電話がかかってきそう
HSPは頻繁に電話をしたり、受けたりするのは好きではありません。
休みの日にもお客様から電話がかかってくるような環境は一人の時間が確保できないのでほぼストレスでしょう。
電話をしているところを周囲に聞かれるのもストレスに感じるくらいなのでどう考えても無理です。
しかし電話ではなくメールやチャットでやり取りするような環境ならばHSPも営業職はあり得るでしょう。
ノルマを達成するために少々強引なやり方をしなくてはならなそう
2019年にニュースになったかんぽ生命の高齢者を対象にしたノルマ達成に関する話題がありました。
もし仮にHSPがこのノルマを達成する営業員だとします。
高齢者を対象に契約を取りにいくという行動がまず申し訳ない気持ちになってしまいます。
実際に2019年にうちにも営業員が訪問にきました。
営業員は2名、女性と男性でした。
女性は情（マイナス）のタイプ、男性は情（プラス）、意（プラス）の組み合わせの人だったと思います。
女性は威圧感はなかったのですが、男性には物凄い威圧感がありました。
契約をとるために営業員の女性に対して「段取りが悪い」などと、 我々に聞こえるように接していたことが少々パワハラじみた言動に見受けられました。
ＨＳＰの私には結果パワハラを受けているように映ってしまい、その女性に同情しました。
その女性の営業員には優しく接したいという気持ちに駆られました。
うちは最終的にはお断りしましたが、その後かんぽ生命のこのようなやり方がニュースに取り上げられて驚きました。
営業職を悪く言いたいわけではありません、実際にこのようにガンガン目標に向けて取り組む姿勢は時には必要だと思います。
しかしＨＳＰには刺激が強すぎるのです。
なので向いていないと思います。
相手と駆け引きする場面が沢山ありそう
契約まで到達するにはお客様の心理を考えなくてはなりませんが、このような場面では限られた時間内に上司や関係各所に交渉する必要性が発生することもよくあるのではないかと思います。
ＨＳＰにとってこのような状況は頭がいっぱいいっぱいになって何から手をつけてよいのかパニックになるのではないでしょうか。
1対1ならまだしもルールがあるなか関係者に何かを依頼したり、時にはキャンセルしたりとお伺いを立てる場面は一人の時間・空間を確保するのにストレスになるでしょう。
このように駆け引きするのはＨＳＰは好きではありません。
相手が何に困っているのかは察知できたとしてもそのあとの調整は別の担当者に任せるようなスタイルならば営業職もありなのだと思います。
営業職に向いているタイプ
情（プラス）、そのあとに知（プラス）や意（プラス）の要素を持つ人が向いていると私は考えます。
ただし営業するプロセスで人がたくさん介在しない形態の営業のスタイルならばＨＳＰは向いている可能性は大いにあると思います。
1対1で人がものを買う心理、つまりは気持ちの部分に関してはＨＳＰは察するのが得意なのでそのような領域ではうまくいくのかもしれません。
私はHSPは営業職には向いていない派
時々ＨＳＰが営業職に向いている記事を見かけることがあります。
相手がどんな気持ちなのか察する能力があるからでしょう。
しかしどのような気持ちか察することができても契約に持っていけなければ意味がありません。
契約にもっていくまでのスキルはHSPの能力とは別の能力のような気がします。
少々の強引さが必要とされる場面ではHSPには向いているとは到底思いません。
もしくは私の営業職に対するイメージが古いのかもしれません。
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